トランプ政権、その数字
Now This Politics が集計したトランプとその政権下の「業績」 1. 虚言、20055回以上 2. 議会シャットダウン、3回。うち一回は34日続いた。史上最悪の議会停止。 3. 大統領弾劾、2項目。 4. 2020年大統領選に向けて、外国に介入を頼むこと2回。(中国にサポートを求める。対立候補バイデンの調査を頼む。)
グリンランドの氷帽融解、手遅れ
海面上昇の鍵、グリンランドの氷帽が消滅し、再生不可能に グリーンランドの陸地を覆っていた氷河(氷帽)はすでにこれまで温暖化で非常に縮小していたが、とうとう回復不可能なところまで融解したことがわかった。たとえ地球温暖化が今日止まったとしても、氷河はリカバーできず、近い将来海面上昇へ深刻な影響を及ぼすことになる。
先の見えないパンデミックの収束と経済予見
昨日の政府発表によると、コロナウィルスが原因で人工呼吸器を取り付けられているフランスの重篤患者数は 7148人に上るという。これらの人々は全身麻酔で人工的に昏睡状態に置かれ、肺に管を通して四六時中空気を送られている。この状態が2週間以上続くことがあるらしいが、患者の肉体的負担は大きく、心臓や腎臓などの臓器を弱めるという。人工呼吸器を装備したベッドはフランス全国に 5000あるというが、ここ数日は増加数が少しずつ減ってきたとはいうものの、4月2日の 6000人から8日の 7000人以上へと昏睡状態の重篤患者が1週間で1000人増加し、満床の飽和状態をとっくに超えたフランスの医療状況は想像を絶するものがある。
南極の氷河溶解、スピードを増す
6倍の速さで解ける南極の氷(40年前と比較) 南極西部のフロリダほどの氷の岩盤が過去にはありえなかったほどの猛スピードで溶けている。 スウエイツ氷河(Thwaites Glacier)は毎年800m後退し続け、世界の海水を4%上昇させることが予想されている。 4 percent of sea-level rise worldwide.
気候変動、「緊急事態」
気候変動による地球激変は緊急事態 2018年11月23日、アメリカ全土の気候変動調査に携わる13の施設が総計1656頁に上る報告書『国立気候アセスメント』を発表した。それによると、「人間活動が原因の気候変動の証拠は目に余るほどで、これからもひどくなり続ける」という。国民全体に影響が及ぶ「緊急事態」宣言だ。 (アメリカ政府発表という名の下であるが、この報告書は4年に一度取りまとめられる全国レベルの報告書で、トランプ政権の関与なく発表されたもの)
フランス人の死因の3番目は大気汚染
フランス、大気汚染が原因で年間48000 人が死亡 ニュースソースAFP publié le 22 juin 2016 フランス公共健康局(Santé publique France フランス厚生省外郭団体)の調査によると、人間の活動(化石燃料利用がもたらす公害)に因って引き起こされるこの微粒子汚染による死亡率は、フランス本土の死亡率の9%を占めるという。微粒子(PM2.5)は、心血管疾患、呼吸器疾患、神経疾患および癌疾患を引き起こし、タバコとアルコール*に次いでフランスで「回避が可能な」死因の第3番目とみなされている。 (*タバコによる年間死者 78,000人。アルコールによる死者は、年間49 000人。)
トランプ政府、ミシェル・オバマの国際女子教育プログラムを握りつぶす
CNNは5月2日付で、現政権が、元ファーストレディのミシェル・オバマが設立させた発展途上国の女子教育のための援助プログラム‘Let Girls Learn’を終わらせる模様だ、と発表した。 女性の社会への積極参画は「教育から」。なのに・・・ ミシェル・オバマ氏は2015年、「個人、コミュニティそして制度レベルで女子の価値観を変えることを目的に、「Let Girls Learn(少女を学ばせる)」プログラムを設立した。その公式サイトには、発展途上国の女子の私的公的環境を教育に適したものに変え、人生を自ら決定し社会へ貢献のできる女性を養育することを目的とする、と叙述されている。
ケブランリー美術館からパレ・ド・トーキョーへ
ケブランリー美術館 パリ郊外線RERC線のポン・ド・ラルマ駅。エッフェル塔に抱き込まれるように建てられた細長いケブランリー美術館で現在、開館10周年記念展が行われている。 フランスの脱植民地化への時代の流れとともに、西欧やフランスからは植民地の民芸として紹介されてきた第三世界の作品たちが西欧諸国の芸術と同列に肩を並べるよう、芸術の平等への思い入れを込めて創られたケブランリー美術館創設への動きが、ジャック・シラク元大統領の足跡とともに時系列で示されている。 ケブランリー美術館10年展、展示パネルの一つから「2002年」 「ヒューマニズムとしての芸術文化、
フランス、7月1日からプラスチックのレジ袋禁止
環境保全に向けて、プラスチックのレジ袋使用禁止の政令 スーパーマーケットなどのプラスチックのレジ袋の使用をフランス全土で禁止する政令が発表された。履行は2016年7月1日から。 環境大臣セゴレーヌ・ロワイヤルの経済と環境を結びつけるエコロジー対策のなかで、プラスチックのレジ袋禁止は近未来、環境保全に向けて新しい素材の産業化による雇用の創造を見込んだ一挙両得策である。プラスチックに取って代わる自然分解素材の産業化で、約3000の新雇用が見込まれるという。 2016年3月31日発表のた政令は、環境保全エネルギー拡大を目指す法律の一環となるプラスチックの袋利用禁止令で、スーパーのみならず薬局、本屋、肉屋などすべての商業で使われるプラスチックのレジ袋に適用される。2016年7月1日からは、厚さ50ミクロン以下の薄い袋が禁止となり、2017年1月1日から、バイオマス(自然分解する植物性物質)で作られた袋以外のすべてのプラスチック袋の利用が禁止される。プラスチック素材の基準はこの秋発表される予定。2025年1月1日までには、約60%が自然分解するプラスチック、「バイオプラスチック」に入れ替わる方針だ。
北極の温度上昇
カナダの気象台が驚く北極の温度 計算上ではこの30年で平均3℃の上昇。しかし実際には、現在0℃から2℃という、1880年の気象台始まって以来の異常な高温の北極は、例年より20℃も高い。北極海を通る巨大な低気圧が運んできた暖かい空気のせいだというが、これが後数十年続けば北極の氷はなくなってしまう。
アクチュアリティ・Le Zap
更新:2014年6月11日: ・6月11日は朝から、SNCFフランス国鉄のストライキ。TGVやTer、Tharysなど50%が運休。パリ郊外線RERは15分に一本に。またタクシー会社のストライキが朝6時から予定されている。 ・[ノルマンディー上陸作戦、フランス解放70周年記念、無事終了] 20ヵ国の首脳、イギリスのエリザベス二世女王の訪問を受けて行われたD-Day、第二次世界大戦の連合軍によるノルマンディー上陸70周年式典と、5日間にわたり400にも及ぶイベントが大成功のうちに終了した。訪れた観光客の数、80万人。なんと、カルバドスの普段の人口が二倍になるほどの人出が最終日まで続き、経済効果も十分だったようだ。また、外交問題において緊張が高まるロシアやアメリカの大統領、またウクライナの首相が参列し、ロシアのプーチン大統領が各首脳と公式ないし私的に対談あるいはことばを交わすなどしたようすが伝えられ、記念式典の周辺で外交の成果も多大だったと、現政府に対する好意的な評価が各方面から寄せられた。 ・[空っぽの地中海] 「魚選びの際に、絶滅危惧種を選んでいませんか?」…
アート・プロジェクト「ウォーター・フットプリント」、ビデオとコンセプト
環境アート「ウォーター・フットプリント」 展覧会ドキュメント・ビデオ 「アーティストの視線」 展 フランス、フィニステール県、トレヴァレーズ領 2014年、4月12日から10月13日まで 人間活動の自然へのインパクトを語るとき、「エコロジカル・フットプリント」という表現に行き着く。 「フットプリント(足跡)」ということばが使われるようになった背景に、人間が自然を踏みにじった跡という意味があり、定義の生みの親の一人 William E. Reesによれば、「エコロジカル・フットプリントは、人間活動が環境に与える負荷を、資源の再生産および廃棄物の浄化に必要な 面積として示した数値(…)」であるという。このことで私たちが直感的に気づくのは、近い将来、世界の人口が増加し、「フットプリント」が拡大していっ て、われわれは持続可能な開発への理想からはどんどん離れていくだろうということだ。 水についてのリサーチ段階で、私は地球の将来に対する悲観的なビジョンばかりに出会った。 地球は水が豊富である。しかしその97.5%は海水で塩分を含んでおり、わずか2.5%が淡水なのだ。 淡水の68.9%は氷。30.8%は 地下水。つまり、淡水のほんの0.3%が川や湖などを満たす水なのである(FAOWATER 調査)。氷河も地下水も減少している今日、世界の人口は増加 し続けている。現在水の確保に困難な国の数は、2025年には倍増する計算だ(つまり、世界の3分の2の国が水飢饉に瀕する)。…
なぜ環境問題か、というはなし その2
環境はそこで生きていく個人に大きく影響する問題であるが、一方で、国レベル、世界レベルで考え作り出す世界観の問題でもある。