フランスから―環境とアートのブログ

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・アクチュアリティ
アクチュアリティ、Le Zap

アクチュアリティ、Le Zap

クリスマス、警戒さらに強化 同時多発テロから1カ月半。ノエル(クリスマス)から年末にかけて移動の人出が最高潮になるため、軍、警察、所轄の警備のみならず、ボランティアが繰り出して警戒に当たっている。特に、500万人の利用が予想される鉄道は、例えばパリ北駅には手荷物のスキャン機器が施設され、一人ひとりが通過を義務付けられた。このためフランス鉄道は、早めに駅に来るよう利用客に呼びかけている。タリス(ベルギー、オランダ方面への列車)が発着する北駅は、警戒も空港並だ。また、今夜のミサで各地の教会に人が集まるため、ボランティアが教会へ入る人々の荷物検査やコートのなかを見るなどの警備を行なっている。パリのサン・シュルピス教会では、「せっかくのノエルに残念ですよね」と、信者。「こんな検査くらいでテロが防げるとはさらさら思ってはいません。警備がいることでちょっと時間を稼いで人を逃がせるとか、その程度でしかない」と教会の牧師は懐疑の表情を浮かべながら言った。
極右ストップの内実、FN地方議員の数は3倍に

極右ストップの内実、FN地方議員の数は3倍に

・FNの歴史的躍進 ・女性の州議会議員数、男女同数に限りなく近く 2015年12月13日の統一地方選挙の結果、極右政党フロンナショナルFNは排除されて一人も州知事にはならなかったが、内実はFNの歴史的な躍進を記録した地方選挙となった。 12月6日第一回投票で、総合で600万票を獲得したFNは、決選投票で80万票を伸ばして680万票を獲得。FN獲得票数の過去最高を記録した。(フランス2TV)
極右勢力をストップ、2015年フランスの統一地方選挙

極右勢力をストップ、2015年フランスの統一地方選挙

2015年12月6日と13日に行われたフランスの統一地方選挙は、6日の第一回投票の段階で驚異的な躍進をした極右政党フロンナショナルの政権奪取の勢いを、13日の決戦投票でからくも食い止め、結局フロンナショナルは一つの州も獲らず、社会党を中心とする左派連合が5つの州を掌握、保守が7つの州を掌握して幕を閉じた。5年に一度の全国地方統一選挙で、保守が確保したアルザス地方一箇所を除いてフランス全土で社会党が圧勝した2010年から、社会党は大きく後退したものの、6日の第一回投票で濃紺(フロンナショナル色)に塗りこめられた極右席捲の脅威が有権者を動かし、社会党の議席数を盛り上げて何とか大敗を避けた結果となった。

パリ同時多発テロ、警戒の内訳、中止のイベント続々

フランスは上院でフランスの非常事態の延長が可決され、これから3ヵ月、フランス各地で警察によるヨーロッパ人の路上尋問や身体検査がシステマティックに行なわれることになった。 13日のテロ以降まだまだ危険な事件の起きる懸念の高いフランスは、人が集まるイベントでのテロを警戒し、これから年末にかけて、各地で予定されていた大きなフェスティバルやクリスマスのマルシェなどが続々と中止の憂き目を見ている。大きいイベントでは、毎年観客200万人を集めるというリヨンの光の祭典、ストラスブールのクリスマス・マルシェなど。 メトロの乗客は10%減。ホテルの予約取り消しは40%に上る。 また、政府は11月下旬に予定されていたCOP21*は行なう方針だが、11月29日パリのCOPデモは中止の運びとなる見込みだ。 一方、ベルギー、ブラッセルではテロ警戒レベルを最高レベル4に引き上げた。レベル4とは、「深刻かつ逼迫」した脅威が迫っていることをさすもので、調査結果を鑑みブラッセル地域一帯に発令されたとベルギー当局が発表した。 COPとは何か?
パリ同時多発テロ、警戒の内訳

パリ同時多発テロ、警戒の内訳

警戒の内訳、あれやこれや 11月16日のオランド大統領の発表によると、これから警察も軍隊同様の武器の扱いに関する権利を取得し、危険人物などを射撃しやすいようにするという。すでに警察の検挙方法の行き過ぎが取りざたされているが、これからより多くの警察介入による流血がおきるのではないかという危惧に晒されつつある。 オランド大統領の言う「国家予算の安定化より安全が優先」で、警察官や憲兵を5000人・国境警備1000人増強などが決定したが、これは緊縮経済のフランスにとってかなりな出費となり、前から予定されていた軍縮と軍人の大量解雇が実行されずこのまま軍備を温存することになったことも含め、加算による費用のかさみは100億ユーロに上り、国家予算に大きな影響を与えることとなった。
ベルサイユで、オランド大統領テロへ宣戦布告

ベルサイユで、オランド大統領テロへ宣戦布告

["Nous sommes en guerre"  私たちは戦争状態にある] 11月16日月曜日、フランスの服喪の第一日目、全国で1分間の黙祷が行なわれた。この日、オランド大統領はベルサイユの両院合同会議場で722人の議員を召集して、13日に起きたテロの犠牲者へ追悼を表明するとともに、テロ撲滅へ向けて国の方針を発表した。パリ中心に位置する国民議会ではなく、ベルサイユ会議場を表明の場所に選んだオランド大統領の決意の程はなみなみならない。1月のシャルリー・エブドテロ事件時にテロリスト・ネットワークに関する捜査方法が明らかにされたが、国内で監視すべきとみなされる人間が約4000人おり、188もの調査書類が作成中であるという。こうした捜査の下地の上に、13日にパリを襲ったテロリストたちの調査はパリからベルギー、シリアへと点と点を結ぶ作業が迅速に行なわれている。…
リヨンへ

リヨンへ

10月、リヨンへ。ビエンナーレとコンフリュアンス博物館を見る。博物館の前身は、リヨンのギメ博物館で、中身は自然史博物館。魚と蝶が同じ壁にところ狭しと飾ってある異様な部屋は、19世紀当時のコレクターの趣味をそのまま再現したのだという。博物誌的な展示とは違い、一風変わった個人の趣味を主体にした展示は、結構ヨーロッパのあちこちで見られるが、なんとなく居心地が悪いのは私だけだろうか。(S.H.)    
もう、この季節

もう、この季節

え、もう!? という季節のいろどり。いろいろブログをすることが溜まっていた矢先、先週までピアノがあった円形の台の上に出現したクリスマス・ツリーを結局先にアップ。パリ郊外、近所のショッピング・センター、ヴェリズィ・ドゥー(2)で昨日撮影。(S.H.)

アクチュアリティ、Le Zap

2015年10月29日追記: ・2017年大統領選の予想アンケートに震撼する社会党 先週フランス2TVが公表した2017年大統領選挙の世論調査で、現職の社会党オランド大統領の人気が依然として低いことがわかった。 一位は共和党のアラン・ジュッペで52ポイント。二位は極右政党FNのマリーヌ・ルペン、37ポイント。三位はフランス民主連合フランソワ・バイルー、36ポイント。4位に共和党ニコラ・サルコジ、28ポイント。そして5位に、社会党フランソワ・オランド現大統領、19ポイント、という順だ。社会党の候補者選択が鍵。 ・一ヵ月後に迫る地方選挙にむけた極右政党封じ込め対策 地方選挙を一カ月後にひかえ、ピカルディー、ノール・パ・ド・カレで極右政党FN党首、マリーヌ・ルペンが当選予想のトップを走っている。有力候補者は3人で、マリーヌ・ルペン、38ポイント。共和党候補グザビエ・ペルトラン、26ポイント。社会党候補ピエール・ド・サンティニョン、19ポイント。…
コートダジュール水害はなぜ起きた、地球温暖化? 過剰都市化?

コートダジュール水害はなぜ起きた、地球温暖化? 過剰都市化?

フランス2TV今日のニュースから 土曜の夜に起きたコートダジュールの水害は、マンドリューからカンヌ、アンチーブ、ビオ、ニースまで、アルプ・マリティーム県の海岸線の大半を襲い、多大な被害と犠牲者を出して、住民のみならずフランス中が衝撃を受けている。死亡20人、いまだ2人が行方不明。商店街が浸水したカンヌでは、用心のため夜間に警備員が置かれたものの、オフィスや倉庫が泥棒に入られるなどの被害がおき、現行犯で9人が捕縛された。また、広範囲にわたる被害は各地から集まったボランティアの手伝いで少しずつ片付けられはじめた一方で、水害ですべてを失った家族が悲しみとともに被災地を去るなどしている。オランド大統領は明日、自然災害の認定をし、いち早く被災地補償金を出す手続きをする運び。
コートダジュール、豪雨で水没被害

コートダジュール、豪雨で水没被害

ニース・マタン10月4日付電子版はこちら(画像多数) 2015年10月3日、土曜の19時ごろから始まった豪雨で、アルプ・マリティーム県一帯に多大な被害が出た。カンヌ、ニース、ビオ、マンドリューなど、激増した水が町を襲い建物の一階が浸水。激しい勢いのついた流水が車や道路を破壊した。4日朝の段階で、死者16人、行方不明者4人。カンヌでは人が水に流されていくのを目撃したり、マンドリューでは地下駐車場の自分の車を外に出そうと駐車場へ降りた住民が流入してきた水で溺れ死ぬなど、悲惨な被害が確認されている。…

フランス、シリアのイスラム国訓練キャンプを爆撃

テロを断ち切る? 2015年9月27日、フランスはシリア北東部に位置する町デリゾールを爆撃。同日午前中に仏当局は、イスラム国兵士たちの訓練キャンプを全滅させたと発表した。(フランス2TV、27日夜のニュース) 早朝6時30分、ヨルダンからフランス戦闘機ミラージュ6機、またアラブ・エミレイツから爆撃機ラファル6機が発進。各ラファルは4発のレーザー誘導ミサイルを搭載しており、うち5機がシリア北東部のデリゾールにあるイスラム国兵士ジハディストの訓練キャンプを爆撃し、これを全滅させたもよう。午前中に、マニュエル・ヴァルス首相が記者会見し、攻撃が成功したことをメディアに通達。ヴァルス首相は、「昨年から、フランスはイスラム国のテロ攻撃の脅威に晒され続けており、今回はフランスの防御のための軍事行動」と位置づけ、爆撃を正当化した。…

オランド大統領、不人気に揺れる-2017大統領選挙・世論調査

ル・フィガロが行った2017年大統領選挙にむけての世論調査結果で、フランス人の78%が現職のオランド大統領は次期大統領候補者にふさわしくないと考えているという結果が出た。今日発表された世論調査は、今現在の人々の意識が反映していると考えるべきであるが、一位は極右政党FNのマリーヌ・ルペン氏で27から29%の支持率。二位は旧UMP右派政党のサルコジ氏かジュッペ氏で、25%の支持率。三位にオランド大統領が19%で着け、二位とすでに6ポイント離されており、現政権へショックとして跳ね返っている。(フランス2TV朝のニュース) My opinion : 一番の問題は公約の失業対策が、今のところまったく功を奏さず、深刻化していることが挙げられる。また、80万人の難民受け入れを公表して即座に実行しつつあるドイツとは裏腹に、シリアからの難民問題へ政府姿勢を決定できずにおり、2011年にサルコジ大統領がシリア爆撃を率先した後、シリアとの関係を調整できないでいるすがたを浮き彫りにしているかたちだ。「2017年には、何が起ころうと絶対、税金を下げる」と公言したばかりのオランド大統領。この公約もあまり効き目がなかったということらしい。    

Start off

「Start off (起業)」に最適の町は? 8月4日付け、フランス2TV朝のニュースでの経済ザッピング。世界の投資家による起業に最適な町のランキングで、一位は大西洋を越えたアメリカのサンフランシスコ。シリコンバレーがあり、グーグルやアップルの地元でもある。第二位はニュー・ヨーク。欧州はようやく第6位にロンドン。フランスのパリは第11位と低い。資本蒐集や投入の難しさが起業の足を引っ張る。