新政府、文化予算削減
新政府は年内45億ユーロを切り詰めなければならず、フランス防衛省の大型予算カットで防衛省上層部が辞任したニュースは目新しいが、フランス文化省は5000万ユーロの財源カットへ追い込まれる見込みだ。
展覧会「シビレて一目惚れ」
鉱山歴史センター・炭鉱博物館企画「シビレて一目惚れ」展 「一目惚れ、素晴らしい電気の歴史」展が、ノール・パ・ド・カレ州ルワルド市の鉱山歴史センターで行われている。どうして電気に人間が「シビレ」て一目惚れをし、日常生活に取り入れ、時代ごとに違った見方を取り入れながらも結局、世界中で共通のエネルギーとして利用されるようになったのかを探る展覧会だ。
女性アーティストを20世紀美術史の日向へ引き出す
20世紀から21世紀にかけての女性アーティストを歴史のなかへ引き出す作業 ポンピドー・センター国立近代美術館のキューレーター、カミーユ・モリノーが2014年、Archives of Women Artists, Research and Exhibitions(頭文字をとってAWARE )という女性アーティストを収集して資料をプールし敷衍する協会を他の協力者とともに共同設立し、インターネットで資料を一般に公開しているが、この度その内容が国立教育省のリソース・センターにも紹介された。
ルーブル美術館一部閉鎖、ゲリラ豪雨で漏水
7月9日の夜から10日の朝方にかけて降った激しい豪雨は、短時間で68mmという雨量を首都パリにもたらした。この雨でルーブル美術館は、館内に展示されていた絵画作品が被害を受けたと発表した。 13日木曜の当館のコミュニケによると、セット・シュミネ室に展示されていたニコラ・プッサンの四季のうち「春」と「秋」、及び、ジャン=フランソワ・ド・トロワ「マルドシェの凱旋」の絵画のニスの部分が濡れているのを確認したという。(communiqué mis en ligne jeudi soir) これらの絵画は念のため早急に修復室に運ばれ、状態を検査中だ。
環境世界協定の基本法が、フランス大統領へ
ソルボンヌ大学で6月24日土曜、40か国の国際法学者によって推敲された「環境国際協定 Pact international pour l’environnement」が元国連総長からエマニュエル・マクロン仏大統領へ手渡された。 ソルボンヌにおける環境協定に関する討論会の後マクロン大統領は、「私はただ口演をするだけではなく、行動をすることを誓います」と述べたのみならず、「文書を展開させ、参加国の理解を得るべく、この9月、国連総会へ環境世界協定の実現へ向けたプロジェクトを提出する」ことを約束して皆を驚かせた。
ニューサイト紹介
新サイト、http://shigeko-hirakawa.net のご紹介です。 新形式のワードプレスで出力しているこのサイトには、作品の画像が多数並んでいますが、それぞれ画像をクリックするとページを開くことができます。 ・このサイトはフランス語が基準ですが、ホーム・ページの左下にある「Langues(言語)」をクリックしてJapanese(あるいは他の言語)を選ぶと日本語(その言語)の自動翻訳が機能します。(自動翻訳は、正しい日本語で表記されるとは限りませんのでご了承ください。)
トランプ初のG7参加と気候変動
アメリカと気候変動 2015年暮のCOP21で、195カ国が賛同して成立した環境問題への取り組みであるパリ協定。今月29日のイタリアでのG7は、7カ国のうちアメリカ、イタリア、フランス、イギリスが新首脳を迎え、改めてパリ協定賛同の確認が行われたが、同意6対保留1で協定実行が足踏み状態に入ったとみられる。 同意の意思を示さなかったのはアメリカのトランプ大統領で、大統領選キャンペーン中から気候変動は嘘であると主張し、アメリカ市民の税金をNATOなどに使わず国内の雇用増大のために石炭採掘を拡大させる、などの公約をしてきたために、トランプ当選直後からパリ協定からのアメリカの脱退が懸念されていた。米大統領は、「パリ協定に対する態度は数日中に決める。Make America Great Again!」とツィートしており、「アメリカはそれでも我々の友達」というイギリスのメイ首相と、「予想していたより希望が持てる」と評価したフランスのマクロン新大統領を横目に、ドイツのメルケル首相は、「私たちがお互いを頼る時代は終わった、というのがこの数日の経験だ」と合意成立の失敗に大いに不満の意を表した。
ヨーロッパ美術館の夜
ヨーロッパの3000以上の美術館が無料開館する「ヨーロッパ美術館の夜」は、2017年5月20日土曜の夜中まで。特別イヴェントが行われる。 各地のプログラムはこちら:http://nuitdesmusees.culturecommunication.gouv.fr http://www.leparisien.fr/culture-loisirs/nuit-des-musees-2017-le-programme-pres-de-chez-vous-18-05-2017-6960780.php
トランプ政府、ミシェル・オバマの国際女子教育プログラムを握りつぶす
CNNは5月2日付で、現政権が、元ファーストレディのミシェル・オバマが設立させた発展途上国の女子教育のための援助プログラム‘Let Girls Learn’を終わらせる模様だ、と発表した。 女性の社会への積極参画は「教育から」。なのに・・・ ミシェル・オバマ氏は2015年、「個人、コミュニティそして制度レベルで女子の価値観を変えることを目的に、「Let Girls Learn(少女を学ばせる)」プログラムを設立した。その公式サイトには、発展途上国の女子の私的公的環境を教育に適したものに変え、人生を自ら決定し社会へ貢献のできる女性を養育することを目的とする、と叙述されている。
J-6 フランス大統領選挙決戦へ
エマニュエル・マクロンとマリーヌ・ルペン、正反対の政策 4月23日日曜の初戦はフランスの有権者77.77%が投票。得票率最上位を占めたエマニュエル・マクロン(24.01 %、8 657 326 票獲得)と、2位につけたマリーヌ・ルペン(21.3 %、7 679 493 票獲得)の決選投票が、5月7日来週の日曜に行われる。 http://www.francetvinfo.fr/elections/resultats/ http://www.ouest-france.fr/elections/presidentielle/presidentielle-macron-le-pen-des-programmes-aux-antipodes-comparateur-4962775 エマニュエル・マクロンに対するバッシングやフェイク・ニュースと名誉毀損、マリーヌ・ルペンのロシアからの資金問題やネオ・ナチとの交流などの話が飛び合う中、ここでは、当選後の政策に向けた双方の選挙公約を取りまとめてみる。
Review Artworks – Winged Trees
羽根を持つ木 2006年にベルギーのリエージュで始めた「羽根を持つ木」はその後、2009年にノワイヨンのレジデンスとドルドーニュで制作。2013年に赤い羽根の「火の天使」をブル僧院美術館で、そしてショザルで「青い飛翔」へと展開した。
パリのグラント付きアーティスト・イン・レジデンス、公募
レジデンス・グラスボックス:L’ESTIVE / RÉSIDENCE À GLASSBOX 2017 住所:パリ11区、4 rue Moret 若い現代アーティストを対象に、芸術創造をサポートする目的で、グラスボックス協会が行うレジデンス。 期間:2017年8月から9月までの一ヶ月。選出されたアーティストは住居が与えられる。 援助金:2000ユーロ、うち500ユーロは謝礼金。
フランス大統領選投票まであと10日、支持率の変動
ル・モンド電子版から、フランス大統領候補の支持率変動 10 avril 2017 http://www.lemonde.fr/election-presidentielle-2017/visuel/2017/04/12/que-disent-les-sondages-de-la-presidentielle-2017_5110324_4854003.html 立候補者は11人。支持率トップは極右政党党首ルペンと新人マクロンが拮抗していて、他の世論調査ではタイとなっているものも多い。注目すべきはこの数日で目覚ましい追い上げを見せてフィヨンに迫る極左政党のメランションだ。