フランスから―環境とアートのブログ

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・アクチュアリティ
地政学者、ジャン=クリストフ・ヴィクトール

地政学者、ジャン=クリストフ・ヴィクトール

ジャン=クリストフ・ヴィクトールへのオマージュ 民俗学者で地政学のエキスパートジャン=クリストフ・ヴィクトールが、2016年12月に急逝した。15年間独仏テレビARTEで番組「Le Dessous des cartes 地図の下」を制作し、地図だけで世界の問題を浮き彫りにしてきたことで著名だ。ARTEは故人を惜しみ、特別番組を構成した。
南極の亀裂二週間でさらに拡大

南極の亀裂二週間でさらに拡大

Giant Antarctic iceberg set to break away – BBC News  Ajoutée le 6 janv. 2017 An iceberg expected to be one of the 10 largest ever recorded is ready to break away from Antarctica, scientists say. A long-running rift in the Larsen C ice shelf grew suddenly in December and now just 20km of ice...
2017年、年始の数字

2017年、年始の数字

執行猶予付き8か月禁固刑 違法にフランスに入った移民50人に食事を与えたり助けたりしたという「罪」で、農業経営者セドリック・エルー(37歳)がリヨンで裁判を受け、執行猶予付き8か月の禁固刑を言い渡された。セドリック・エルーは、「見るに見かねて自分の土地を通った人たちを助けた。悪いのは困っている移民に対して何の対策もとらない行政の方だ」と胸を張って裁判に出頭。セドリック・エルーを支援する人たちが300人も裁判所前に集まった。「人を助けて犯罪者扱いされるのはおかしい」。一方訴えた州知事は、「違法滞在者に関わるなどもってのほか」と怒りをあらわにしているという。

世界の危機は日本の危機…

新年の世界と日本の危うさへ、見通しを久々の「報道するラジオ」でじっくり考えます。世界と日本はつながっています。 20170102 報道するラジオ 「新春スペシャル~トランプで世界を占う!」
2017年、明けましておめでとうございます

2017年、明けましておめでとうございます

2016年のフランスは樹氷で暮れました。新しい年を良い年に。 2017年、ブログの見方はこちら…          

気候変動、オバマ・トーク

映画「Before the Flood」の周辺について、ディカプリオ、オバマ大統領、テキサス工科大学の科学者ヘイホーの3者シンポジウム。気候変動懐疑派のトランプ氏が当選する前のビデオなので、少し内容的なズレがあるが、オバマ大統領が環境問題、そして大気汚染や地球汚染問題へ、いかに真摯に向き合っていたかという姿勢が見えるビデオ。問題はこれから。
環境「闘争」- オバマとトランプ

環境「闘争」- オバマとトランプ

環境レガシーをどこまで守れるか、オバマ大統領、政権交代を目のまえに対策を急ぐ −北極のエコシステムを聖域に。アメリカのオバマ大統領は、大西洋と北極海のアメリカ領海でガスと石油の掘削を永久に禁止すると発表した−  オバマ大統領は12月20日(火曜日)、北極海と大西洋の広い領域での石油等化石燃料の掘削禁止を命令した。大統領として最後の意思表明となるものだ。ホワイトハウスでの仕事が終わるまでちょうどあと一ヶ月、オバマ大統領は絶滅危惧種の植物や動物のいる地域を聖域化して守り、環境に携わったその業績をここで完遂しようとしたもようである。環境政策でオバマ大統領と対立する後継者ドナルド・トランプ氏が、就任の暁には原油の抽出規制を撤廃して経済政策へ最大限活用することを公約したことへ、オバマ大統領が半ば軽蔑を込めて反逆をした形だ。(ル・モンド)
気候変動分析データを救え

気候変動分析データを救え

トランプ次期政権の脅威に備える科学者たち トランプ次期大統領の準備チームが、DOE(合衆国エネルギー省)に74項目の質問状を出し、気候変動に関するすべての研究、会議、グループと責任者など一切を明記したリストを提出するよう要請したが、DOEは断固これを拒否した。…
雪崩

雪崩

L’Obs、「バイバイ、オバマ、カメロン、オランド、レンジ」 フランスの左派の大手週刊誌L’Obsが、12月上旬に上のような写真を公表した。昨年6月のG7時に撮影されたものをトリミングしたというタイムリーな画像は何をか言わんや。G7のうちG4が退陣する2016年年末の大きな転換は、不透明な近未来の危うさを示している。
ポピュリズム、第二弾

ポピュリズム、第二弾

CNNTV取材で浮き彫りになる大衆扇動政治 トランプ次期大統領のサポーターへのインタビューで浮き彫りになる、インターネット上に流れた嘘を信じトランプの悪態を真に受けた人々。表面的な言動に乗せられ裏の真実に気づかず、トランプ論理の矛盾にも気づかない。 移民を追い出し、地球環境をないがしろにし、人間の権利をないがしろにし、自己中心社会へ進む傾向の強い右派政治は、ヨーロッパにも蔓延し始めている。アメリカの大統領選挙に見る大衆扇動が、これから世界に現出していくものを見つめ、あるいは反駁していかなければならない未来を推し、先のブログに続いてCNNのビデオをアップすることにした。(S.H.)
ポピュリズム、極右勢力増大、欧州崩壊へのプレリュードか?

ポピュリズム、極右勢力増大、欧州崩壊へのプレリュードか?

アメリカCNNが見る大衆扇動政治と極右、欧州の危機 ポピュリズム(大衆の一面的な欲望に迎合して大衆を操作する大衆迎合主義):トランプとブレキジットの後に何が? 欧州の極右政党が「エネルギー倍増」と称賛したトランプ当選の後、イギリスのブレキジットととの相乗効果に危機感を募らせる欧州世界。 Populism: what next after Trump and Brexit? Ajoutée le 1 déc. 2016 After Brexit and the election of Trump, some argue that we are seeing a rise in populism. CNN’s Nic Robertson explains why Europe could be the litmus test.
海中の珊瑚の死滅、オーストラリアで67%

海中の珊瑚の死滅、オーストラリアで67%

各地で死に始めたサンゴ 11月上旬フランス2TVが、フランス人科学者たちがインド洋周辺の海中に生息するサンゴが死滅しかけているのを発見して救済を始めたという事実を公表したが、今日のル・モンド電子版がやはり、オーストラリアの観光地で知られる世界遺産、グレート・バリア・リーフの巨大なサンゴ礁が、インド洋のサンゴと同じように「白化」し、この数か月で67%が死滅したと伝えた(クイーンズランドのジェームス・クック大学調査)。原因は、地球温暖化による水温の上昇だ。
ドナルド・トランプ、偉大なアメリカを取り戻せるのか?

ドナルド・トランプ、偉大なアメリカを取り戻せるのか?

SKYNEWS 特集 Donald Trump: Making America Great Again? Ajoutée le 23 nov. 2016 The 2016 election exposed deep divisions within the United States. Can President-elect Trump now bring the country together? SUBSCRIBE to our YouTube channel for more videos: http://www.youtube.com/skynews
トランプ公約に揺らぐ世界、パリ協定と核武装

トランプ公約に揺らぐ世界、パリ協定と核武装

反転か? 世界の方向 -「気候変動は、中国がデッチ上げた嘘だ」、「北朝鮮対策には、日本に核武装をさせればいい」- 11月8日のアメリカ大統領選挙でドナルド・トランプが当選したことによって、未来の何もかもが不確定の中に投げ込まれた感のある世界。世界がこれまで進めてきた様々な約束をことごとく否定し、前時代的な提案をし続けてきたトランプ選出で、例えばBBCの第一声は「アメリカは後退を選んだ」、オランド仏大統領は「不確実な時代が始まった」だった。