フランスから―環境とアートのブログ

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ヒドロキシクロロキンの怪、果たして真実は その1

ヒドロキシクロロキンの怪、果たして真実は その1

「できるだけ多くの検査をして初期感染者を見つけ、抗生物質と組み合わせたヒドロキシクロロキンを処方すると、重症化も後遺症も避けることができる(5月のBfmTV説明のラウト処方箋)」と、マルセイユの地中海感染症大学病院インスチチュートのディディエ・ラウト医師チームが新型肺炎コロナウィルスCovid 19の対処法を公表したのは2ヶ月前。同時期に政府は、この薬を「病院に収容された重篤患者のみに使用すべき」という政令を出してこの薬の利用に足枷をした。以来今日まで、クロロキン、ヒドロキシクロロキンの効力の検証がきちんとされずに論争が続くフランスは、Covid 19による死亡率が群を抜いて他の国より高い。ラウト医師は、「外出禁止をする必要などはなく、他の国を見ても生活に制約を加えず普通に暮らしている国の方が、外出規制をしている国の人間よりウィルスに強いし、死亡率も低い」と批判。

先の見えないパンデミックの収束と経済予見

昨日の政府発表によると、コロナウィルスが原因で人工呼吸器を取り付けられているフランスの重篤患者数は 7148人に上るという。これらの人々は全身麻酔で人工的に昏睡状態に置かれ、肺に管を通して四六時中空気を送られている。この状態が2週間以上続くことがあるらしいが、患者の肉体的負担は大きく、心臓や腎臓などの臓器を弱めるという。人工呼吸器を装備したベッドはフランス全国に 5000あるというが、ここ数日は増加数が少しずつ減ってきたとはいうものの、4月2日の 6000人から8日の 7000人以上へと昏睡状態の重篤患者が1週間で1000人増加し、満床の飽和状態をとっくに超えたフランスの医療状況は想像を絶するものがある。
コロナウィルス、感染と死亡率

コロナウィルス、感染と死亡率

COVID-19 へ、現状と対処 4月3日の今日、世界のコロナウィルス感染者は百万人を超えた。 2020年4月2日、BBCがまとめたところによると、スペインは1日から2日にかけての24時間で、932人が死亡した。感染者数は 11万7000人以上、これまでの死亡者は総計 1万935人となった。死亡率は 9.3%。イタリアの 1万4千人に迫る。 一方、アメリカはこの数日で感染者数が 24万6千人に近づき、死亡者は 6058人、うち半数近くの 2468人がニューヨークだ。この町では3分に一人が死亡するという記録的ペースを見た。
医療用マスクはまだか?!

医療用マスクはまだか?!

2020年3月29日。夏時間を迎えたというのに気温が低く、マイナス4℃の朝を迎えた地域でぶどう畑が被害を被り、今夏の収穫の80%を失ったという。コロナウィルスによる人間の活動の休止に加え、経済への追い打ちもあちこちで厳しい。 新型肺炎コロナウイルスによる死亡率は、先年大流行をしたインフルエンザの10倍という話だ。 この新型肺炎の特徴は、感染者の重篤状態にあり、肺をやられて息ができなくなって喉に管を通す人工呼吸器をつけなければならなくなり、そういった患者はほとんどが意識を失っているのだとか。3月中旬、ムールーズの病院でたくさんの重篤患者が出てしまい、手に負えなくなって軍用ヘリでそのうち6人をパリの病院へ運んだことから、病気の異常さに驚いた政府がフランス国民の外出規制に踏み切った、という経緯がある。

コロナウィルス、フランスの措置

パンデミック宣言をされた新型コロナウィルスは、ヨーロッパにも蔓延し始め、3月14日、フィリップ首相が国民に向けてコミュニケを出した。 以下は、在仏日本大使館から配信された在仏日本人へのメール内容。 === 在フランス日本国大使館 配信メール ●本14日,フランス政府は,国内の新型コロナウィルス流行の加速度的な感染拡大(感染者4,499人,うち91人死亡)を受け,ステージ3への引き上げを行いました。 ●発表によれば,本14日24時から,新たな指示があるまで,レストラン,カフェ,映画館,ディスコ等が閉鎖されます。また,食料品,薬局,ガソリンスタンド,銀行,タバコ・新聞販売所といった国民生活に必須のものを除き,全ての商店が閉鎖されます。

仏文化大臣もコロナウィルス陽性

2020年3月9日、月曜、フランス文化省は、文化大臣がコロナウィルス検査で陽性が出たと発表した。 フランク・レイステール文化相(2018年就任)は先週、国民議会や文化省の数々の会議に出席しているが、今のところ国会への伝染予防に関する特別措置は行わないようだ。ちなみに同省は、大臣の健康状態は良好としている。
数字、続く黄色いベスト運動と弾圧

数字、続く黄色いベスト運動と弾圧

昨年11月から始まった黄色いベスト運動は毎週土曜に行われ、警官隊との衝突が今でも続いている。 これまで、負傷者 3 830 人、逮捕者 8 700 人、発射された手榴弾 1 428 発、LBD 40 ゴム弾 1万3千460 発。 半年に渡る政府の弾圧をクレオ・ベルテCléo Bertet、マチュー・ビダンMatthieu Bidan、マチュー・モラール Mathieu Molardが、56分のドキュメンタリー・フイルムにした(掲載ビデオ)。黄色いベスト運動に見る激しい政府弾圧の様子が明らかにされている。デモや集会に対する政府の弾圧は、表現の自由と民主主義を脅かすもの … 。(TELERAMA、2019年5月24日から)
世界について…なんとなく

世界について…なんとなく

世界… 今週、アメリカのブレがますます酷さを増し展開が加速しているらしい。そんなこんなの話。 フランスのジレ・ジョーヌ(黄色いベスト)の抵抗運動の底には金持ち優先の政治とその過半数以上が億万長者である閣僚への強い抵抗があるらしい。政権が成立した時にマクロンは、給料体系の話題の際に「月給 8000ユーロ(約 100万円)」を一般例としてあげてひんしゅくを買ったという話をこのブログでも引いた。そのマクロンは先日全国放送でジレ・ジョーヌたちへ、オイルの値上げを見合わせ最低賃金で働く人々に毎月 100ユーロを支給するという暫定策を提示して火消しを試みた。閣僚の多くが初めて政界入りし国政を摂っていることから「シロウト集団」と揶揄されながら2年目を迎える政府は、支持率も20%代と最低で混迷を極めている。
第一次世界大戦停戦100年、パリに各国首脳集まる

第一次世界大戦停戦100年、パリに各国首脳集まる

2018年は第一次世界大戦終戦からちょうど100年目。当時の首相ジョルジュ・クレマンソーが停戦条約に署名した11月11日の今日は世界の首脳をパリに集めて凱旋門の足元で停戦記念と慰霊が行われた。 ヨーロッパにおける第一次世界大戦の激動は、大戦勃発ちょうど100年を迎えた2014年にフランス中で大特集が行われ、当ブログも少し詳細に記録をしているので、参照ください。http://shigeko-hirakawa.org/blog/?p=9116(11月11日11時、第一次大戦開戦から100年) 第一次世界大戦の死者は一千万人を超える。
外交確執、同盟国とロシアのシーソー・ゲーム

外交確執、同盟国とロシアのシーソー・ゲーム

毒剤テロと外交官追放 イギリス在住のロシアの元スパイ、セルゲイ・スクリパル(66)とその娘ユリア(33)が、神経性毒剤を盛られて意識不明で発見された。ロシアによる犯罪と判断したテリーズ・メイ英国首相は3月15日、在英ロシア外交官23人を10日以内に国外追放すると発表。イギリスが23人ものロシア外交官を追放するのは冷戦終結以来前例がなく、二国間外交の凍結に等しい。ボリス・ジョンソン外相は、「非難はロシアに対してではなく、プーチン大統領に対するものである」と強調している。 イギリスでは近年、不可思議なロシア人の死亡事件が続いていた。
極右勢力の進出

極右勢力の進出

【イタリア総選挙にふたたび震撼、極右の進出に染まるヨーロッパ】 一昨年のフランスの大統領選挙で極右候補が決戦に残り、数ヶ月前のオーストリア選挙で三主権府を極右政治家が牛耳ったのを覚えておいでだろうか。この週末のイタリア総選挙でこの国においても強い極右の姿が顕になった。ル・モンドが地図を塗り分け、ヨーロッパにおける極右政治の動向を明らかにした。白から黒へ。色の濃い国は右翼の支持が強い国である。 ハンガリーとスロバキアに支えられて、ヨーロッパで一番極右政党が勢威を振るう国はオーストリアとイタリア(下の地図の黒色で塗られた国)。ドイツにおいても政治勢力として大きくなりつつある。一方、リュクサンブールとアイルランドは極右の動きは全く国政に反映していない。

ワン・プラネット・サミット始まる

緑の資金、構築と署名へ向けて 【FRANCE 24電子版、12月12日】 One Planet Summit : un sommet climat placé sous le signe de la finance verte FRANCE 24 Ajoutée le 12 déc. 2017 原子力発電をやめ、自然エネルギー開発へ政策転換したオーストリアに関する取材ビデオ。 Dernière modification : 12/12/2017 パリ協定から2年、フランスはワン・プラネット・サミットを開催。気候温暖化への対処に向けた資金構築のための新方策を見るけるのが目的。

在任100日目のマクロン大統領、支持率36%に急落

支持率36% マクロン大統領在任100日目の2017年8月12日、 フランスの世論調査IFOPが大統領の支持率を発表した。総選挙のあった6月から目に余る急落。フランス人の36%が現政権に満足と答えた。この数字は先のオランド大統領在任100日目の支持率46%より10%も低い。 Sondage : Edouard Philippe devient plus populaire qu’Emmanuel Macron 理由として、全国総選挙で国民議会の過半数を占めたマクロン派新党だが、その政治経験の未熟ゆえに議会でメランション派にやりこめられがちなこと。 新閣僚の政治表明が不十分なこと。やはり首相が自己表明に長けていないことなどが挙げられている。
環境世界協定の基本法が、フランス大統領へ

環境世界協定の基本法が、フランス大統領へ

ソルボンヌ大学で6月24日土曜、40か国の国際法学者によって推敲された「環境国際協定 Pact international pour l’environnement」が元国連総長からエマニュエル・マクロン仏大統領へ手渡された。 ソルボンヌにおける環境協定に関する討論会の後マクロン大統領は、「私はただ口演をするだけではなく、行動をすることを誓います」と述べたのみならず、「文書を展開させ、参加国の理解を得るべく、この9月、国連総会へ環境世界協定の実現へ向けたプロジェクトを提出する」ことを約束して皆を驚かせた。