パンデミック宣言をされた新型コロナウィルスは、ヨーロッパにも蔓延し始め、3月14日、フィリップ首相が国民に向けてコミュニケを出した。

以下は、在仏日本大使館から配信された在仏日本人へのメール内容。

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在フランス日本国大使館 配信メール

●本14日,フランス政府は,国内の新型コロナウィルス流行の加速度的な感染拡大(感染者4,499人,うち91人死亡)を受け,ステージ3への引き上げを行いました。
●発表によれば,本14日24時から,新たな指示があるまで,レストラン,カフェ,映画館,ディスコ等が閉鎖されます。また,食料品,薬局,ガソリンスタンド,銀行,タバコ・新聞販売所といった国民生活に必須のものを除き,全ての商店が閉鎖されます。
●フィリップ首相は,移動を少なくし,都市間の移動を避けることを求めています。集まるのを最大限避け,家族や友人との会合を制限し,公共交通機関は,職場に物理的に存在することが必須で職場に向かう際のみ利用することを求めています。また,真に必要な買い物,運動,投票等を除いて,外出しないでほしいと述べています。
●公共交通機関は維持するとされていますが,間引き運転がなされる可能性があります。最新状況を運行各社HP等によりご確認下さい。
●1メートル以上の対人距離確保,頻繁かつ綿密な手洗い,アルコール消毒液の利用,握手・ビズの回避等の感染予防措置を励行しながら,冷静な対応を心がけて下さい。

1 本14日(土)15時現在,フランスにおける新型コロナウィルスの感染者は4,499人,うち91人死亡と発表され加速度的な感染拡大を受け,仏政府は,流行状況をステージ3(全土において活発にウイルスが流行している状態)に引き上げました。

2 本14日,社会的な距離(distanciation sociale)をとる必要があるとして,フィリップ首相は以下の新たな措置の発表を行い,国民に対し強く協力を要請しました。
(1)本14日夜24時から,新たな指示まで,人々を受け入れる場所の中で,生活に必須とはいえない全ての場所を閉鎖する。特に,レストラン,カフェ,映画館,ディスコである。宗教施設は閉鎖されないが,集会は延期されなければならない。
(2)食料品,薬局,ガソリンスタンド,銀行,タバコ・新聞販売所といった必須のものを除き,全ての商店も対象となる。
(3)市民の生活に必須の全ての公共サービスは,閉鎖されない。
(4)都市交通も動き続けるが,移動は少なくし,都市間の移動を避けるよう呼びかける。公共交通事業者は,事業計画をこの措置に漸進的に適応させていく。
(5)この措置の実施において,規律を一層発揮してほしい。集まるのを最大限避け,家族や友人との会合を制限し,公共交通機関は,職場に物理的に存在することが必須で職場に向かう際のみ利用するようにすることが必要となる。真に必要な買い物,運動,投票等を除いて,外に出ないでほしい。

3 ヴェラン連帯保健大臣は,イブプロフェンやコルチゾンといった抗炎症薬(anti-inflammatoires)は,感染の悪化の要素になりうる,熱がある場合,パラセタモール(鎮痛解熱薬)を摂取してほしい,既に抗炎症薬を摂取している場合,また,疑念がある場合は,担当の医者に助言を求めて欲しい,とツイッターで呼びかけています。

4 また,連帯保健省のサロモン保健総局長による発言概要は以下のとおりです。
(1)フランスは,国レベルでの感染症の初期段階にある。多くの地域において,ウイルスが速いスピードで激しく流行している。この第3フェーズ(全土において活発にウイルスが流行している状態)では,流行の影響を緩和することが必要となる。そのためには,防御措置の強化が必要である。ごく近日中に,この感染症は一般化するかもしれないが,全ては我々の行動にかかっている。一人ひとりの自身の役割に関する意識が,まだ十分でない。まさに今,行動を変える必要がある。
(2)本日(14日)時点で,PCR検査で確認された感染は4,500例で,これは72時間で倍増したことを意味する。
(3)最も影響を受けている6つの地域は,コルシカ,グラン=テスト,ブルゴーニュ=フランシュコンテ,オー=ド=フランス,イル=ド=フランス,オーベルニュ=ローヌ=アルプ。
重症例は300で,蘇生施設に入っている。高齢者とは限らず,半数以上は60歳未満である。91名が亡くなり,このうち71名が75歳より上である。98%の方は回復している。
(4)行き来しているのは,ウイルスではなく,人である。接触を制限すれば,ウイルスの感染は減少する。頭痛や筋肉の痛み,軽度の熱等の軽度な症状がある場合,すべきことは,家に留まるということである。15番は,重症や,呼吸困難の方の対応のために存在する。必要があれば,かかりつけ医に電話して助言を求めてほしい。
(5)1メートルの距離を取ること,人とのコンタクトを制限すること,といった措置を実行してほしい。高齢者,脆弱な方,70歳以上の方は,自宅で待機し,人を呼ばず,必要最小限の外出に留め,子どもと接触しないでほしい。
(6)重症でない場合,家に1週間待機して回復を待ち,外出せず,コンタクトもせず,必要であればかかりつけ医に電話し,遠隔医療を受けてほしい。同居人や家族も同様に,自宅で待機してほしい。指示なしに抗炎症薬等を摂取せず,薬を飲む前に,かかりつけ医に相談してほしい。症状が悪化し,呼吸に困難を覚えるようになったら,15番に電話してほしい。
(7)医療関係者がマスクを使用できるように,公共精神に基づいた対応を取ってほしい。

5 公共交通機関(パリ市)
3月16日のパリ市内の公共交通について現時点で発表されている内容は以下のとおりです。最新情報は,運行各社のHP等でご確認下さい。
・SNCF: 通常の80 %を運行予定。以後、前日17時に最新情報を更新。
https://www.sncf.com/fr
・RATP: RERは通常運行、メトロは80%、トラムとバスはほぼ通常運行
https://www.ratp.fr/

6 在留邦人及び短期滞在中の皆様におかれましては,フランス当局発表及び大使館からの案内を参考にしながら,冷静な対応を心がけてください。また,引き続き,新型コロナウィルスに関する最新情報の収集を行い,感染防止に努めてください。

このメールは,在留届にて届けられたメールアドレス及び「たびレジ」に登録されたメールアドレスに自動的に配信されております。

【問い合わせ先】
在フランス日本国大使館領事部
電話:01-4888-6200(海外からは +33-1-4888-6200)
メール:consul@ps.mofa.go.jp

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