トランプ政権、その数字
Now This Politics が集計したトランプとその政権下の「業績」 1. 虚言、20055回以上 2. 議会シャットダウン、3回。うち一回は34日続いた。史上最悪の議会停止。 3. 大統領弾劾、2項目。 4. 2020年大統領選に向けて、外国に介入を頼むこと2回。(中国にサポートを求める。対立候補バイデンの調査を頼む。)
環境と絶滅危惧種の動物たちを危機に追いやるトランプ政権
トランプ公約の悪夢 その1、パイプラインと原油汚染 トランプがこの3月、多くの反対を押し切って発効した化石燃料エネルギー推進の一環、カナダから北アメリカ大陸を南へ縦断するパイプラインの設置。そのパイプラインの通る南ダコタで、21万ガロン(約800トン)の原油漏れが発見された。原油は毒性が強く、環境汚染や人間の健康被害が強く懸念されていた。 その2、野生動物の危機 トランプ政権は今日、アメリカ人が狩猟して殺した象の頭や象牙をアフリカ(ジンバブエとザンビア)から戦利品(ハンティング・トロフィー)としてアメリカへ持ち帰ることを許可する条例を出した。動物保護のためにオバマ政権が禁止した輸入をトランプが解禁したもの。ジンバブエではここ数年で6%の象が減少。象牙のために、15分に一頭が殺されている計算だという。
公金横領のパターンに見る政治家の図々しさ
フランス国民戦線マリーヌ・ルペンの場合 ヨーロッパ議会は2017年4月、フランスの極右政党国民戦線(FN、フロン・ナショナル)議員らが欧州連合の公金から500万ユーロを横領したことを受けて、マリーヌ・ルペン欧州議員(フランス国民戦線党首)の議員特権を取り上げることを決めた。 国民戦線は、2015年4月から議員につけるアシスタントを架空に雇用して給料分を横領したことが明るみに出、当時欧州議会の被害額は190万ユーロと推定されていたが、今年に入って調査が進み499万ユーロであることがわかった。ヨーロッパ議会にはマリーヌ・ルペンを入れて17人のフロン・ナショナルの議員がおり(各議員がアシスタント雇用の権利を持つ)、「アシスタントは現実に仕事をしている」と主張し、欧州議会の公金使い込みの容疑を否定し続けている。
トランプ初のG7参加と気候変動
アメリカと気候変動 2015年暮のCOP21で、195カ国が賛同して成立した環境問題への取り組みであるパリ協定。今月29日のイタリアでのG7は、7カ国のうちアメリカ、イタリア、フランス、イギリスが新首脳を迎え、改めてパリ協定賛同の確認が行われたが、同意6対保留1で協定実行が足踏み状態に入ったとみられる。 同意の意思を示さなかったのはアメリカのトランプ大統領で、大統領選キャンペーン中から気候変動は嘘であると主張し、アメリカ市民の税金をNATOなどに使わず国内の雇用増大のために石炭採掘を拡大させる、などの公約をしてきたために、トランプ当選直後からパリ協定からのアメリカの脱退が懸念されていた。米大統領は、「パリ協定に対する態度は数日中に決める。Make America Great Again!」とツィートしており、「アメリカはそれでも我々の友達」というイギリスのメイ首相と、「予想していたより希望が持てる」と評価したフランスのマクロン新大統領を横目に、ドイツのメルケル首相は、「私たちがお互いを頼る時代は終わった、というのがこの数日の経験だ」と合意成立の失敗に大いに不満の意を表した。
トランプ政府、ミシェル・オバマの国際女子教育プログラムを握りつぶす
CNNは5月2日付で、現政権が、元ファーストレディのミシェル・オバマが設立させた発展途上国の女子教育のための援助プログラム‘Let Girls Learn’を終わらせる模様だ、と発表した。 女性の社会への積極参画は「教育から」。なのに・・・ ミシェル・オバマ氏は2015年、「個人、コミュニティそして制度レベルで女子の価値観を変えることを目的に、「Let Girls Learn(少女を学ばせる)」プログラムを設立した。その公式サイトには、発展途上国の女子の私的公的環境を教育に適したものに変え、人生を自ら決定し社会へ貢献のできる女性を養育することを目的とする、と叙述されている。
アメリカ新政府、EAPの情報公開検閲へ
新政権、環境情報・データをロックダウン 新政権発足Day-4、1月24日、トランプ政権は環境保護庁(EPA)に助成金と契約の全面凍結を命じた。内容は、研究費、旧工業地帯の再開発、大気のモニタリングや教育などの広範なプログラム全般にわたり、また「ザ・ヒル」によると、政府はこの命令を機関外の誰とも話し合わないように指示したという。EAP職員が匿名で議会に情報を提供してわかった。(huffingtonpost)
世界の危機は日本の危機…
新年の世界と日本の危うさへ、見通しを久々の「報道するラジオ」でじっくり考えます。世界と日本はつながっています。 20170102 報道するラジオ 「新春スペシャル~トランプで世界を占う!」