フランスから―環境とアートのブログ

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フランスのアートと動向

アーティスト・イン・レジデンス公募

Centre international d’art et du paysage 
de l’île de Vassivière / The Centre international d’art et du paysage, Vassiviere island, Limousin region, France アートとランドスケープ国際センター、フランス、リモージュ地域ヴァスィヴィエール(フランス文化省関連援助、現代アートセンター) Call for application – Until the 29th of January 2016 Visual arts / writing / other disciplines  ・ヴィジュアル・アート、ライター、その他の分野… ・応募期限:2016年1月29日。
Mona Hatoum展、ポンピドー・センター・MNAM

Mona Hatoum展、ポンピドー・センター・MNAM

モナ・ハトゥームの展覧会が現在、ポンピドー・センター国立近代美術館で行われている。ベイルートで生まれ、1975年たまたまロンドンにいた際にレバノンで市民戦争が起き、そのままロンドンに亡命することになったという1952年生まれのパレスチナのアーティスト。その生い立ちや仕事はウィキペディアやWebの資料に説明を任せるとして、まずは画像でZapping。 展覧会会期は、2015年6月24日から9月28日まで、ポンピドーセンター6F、入館は21時まで

展覧会アジャンダ、2015年7月

アニッシュ・カプーア展 ヴェルサイユ宮殿と庭園で 2015年6月1日から11月1日まで http://www.chateauversailles.fr/les-actualites-du-domaine/evenements/evenements/expositions/kapoor-versailles   L’art dans les chapelles ラール・ダン・レ・シャペル 第24回 ラール・ダン・レ・シャペル現代アート展(ブルターニュ) 2015年7月3日から9月20日まで 2015年招待アーティスト : Ismaïl Bahri – Chapelle de la Trinité, Cléguérec Jean-Christophe Bailly – Notre-Dame du Gohazé, Saint-Thuriau Hicham Berrada – Chapelle Saint-Gildas, Bieuzy Denis Bourges – Chapelle Saints-Drédeno, Saint-Gérand Élodie Boutry – Chapelle Saint-Tugdual, Quistinic Claude Cattelain – Chapelle Saint-Jean, Mûr-de-Bretagne Béatrice Duport – Notre-Dame...

学長の突然の更迭、パリ国立高等美術学校

パリ国立高等美術学校、いわゆる「ボザール」の学長ニコラ・ブリオー(Nicolas Bourriaud)が7月3日、フランス文化大臣フラー・ペルラン(Fleur Pellerin)と芸術創造総事務局長のミシェル・オリエ(DGCA Michel Orier)との35分の会合の後、突然学長職から退くよう言い渡されたことで、美術関係者や学生の間から大きな不満の声が上がっている。 ニコラ・ブリオーは2000年のパレ・ド・トーキョー開館に尽力したディレクターの一人で美術批評家としてもよく知られ、2011年からパリのエコール・デ・ボザールの学長に就任し「時代の要求にあわせるべく」学内改革を進め、昨年任期更新を終えたばかりで、今回の更迭はいわれなき青天の霹靂。学生たちは「馬鹿扱いされた思い」と形容。現代アート作家らは結束して文化大臣に更迭取り下げ要求の手紙を宛てるなどし、美術関係者のあいだから署名運動が広がっている。
今年も展示続行の作品、10月上旬まで開催

今年も展示続行の作品、10月上旬まで開催

今年も数点の私の作品がジュミエージュとフィニステールのトレバレーズで観覧できます。 以下の二箇所は、年中オープンで10月上旬まで。

展覧会アジャンダ、2015年6月

アニッシュ・カプーア展 ヴェルサイユ宮殿と庭園で 2015年6月1日から11月1日まで http://wwうw.chateauversailles.fr/les-actualites-du-domaine/evenements/evenements/expositions/kapoor-versailles   La Maison des Arts マラコフ市メゾンデザール現代アートセンター  VACARMES 5月21日から7月5日まで アーティスト : Dominique Blais, Charlotte Charbonnel, Alexandre Joly, Joris Van de Moortel, Arash Nassiri, Simon Nicaise, Takis, Samon Takahashi, Stéphane Thidet. 展覧会コミッショナー: オード・カルチエAude Cartier インフォメーションはこちら Plus d’info… アーティストインレジデンス中のアーティスト、パブロ・カヴェロPablo CAVEROの作品も展示 Les Drapeaux  Plus d’info… 連絡先:Maison des Arts de Malakoff 105, avenue du 12 février 1934 – 92240...
フェリセ・ヴァリーニ展、トレヴァレーズ

フェリセ・ヴァリーニ展、トレヴァレーズ

Felice Varini「ジグザグ」展、トレヴァレーズで開催 2015年5月9日から10月11日まで、フランス、フィニステール県、トレヴァレーズで開催 シュマン・デュ・パトリモワンヌ・アン・フィニステール(Chemins du patrimoine en Finistère) 主催、「アーティストの眼(Regard d’artiste)」は今年フェリセ・ヴァリーニ。銀色のジグザグがトレヴァレーズ城を覆う。   フェリセ・ヴァリーニは現在ヴィレットでも個展の最中。 [インフォメーション] http://www.cdp29.fr/fr/agenda/view/236/felice-varini/ EPCC Chemins du patrimoine en Finistère – Domaine de Trévarez 29520 Saint-Goazec Téléphone : 02 98 26 82 79 E-mail : domaine.trevarez@cdp29.fr ヴィレット(Villette)の作品はこちら  
クライシス・マップ、フランス文化が死ぬ!

クライシス・マップ、フランス文化が死ぬ!

ル・パリジャンが、今年中止になった音楽、演劇、パフォーマンス、ダンス、現代アートなどの文化活動やフェスティバルを集計。開催中止、機関の消滅、文化施設の閉鎖などを含めた総計は、143に上ることが分かった。同紙は「クライシス・マップ! フランス文化が死ぬ」と題した地図を発表している(下のリンクを参照)。 いずれも、予算や公共の支援削減によって運営不可能となったもので、同紙は「国が厳しい選択を迫った」としている。主な原因は、2014年3月の地方選挙で政権が交代した市町村の政策転換によるもので、消滅の憂き目をみたフェスティバルの中には、今年10万人の来場を見込んでいたベルフォールのロックコンサートなども含まれ、関係者のみならず一般からも、「文化の危機的状態」という声が上がっている。
パリ周辺現代アートセンターに光も

パリ周辺現代アートセンターに光も

パリ周辺の現代アートセンターのなかには、古くから継続して発信を続ける施設もあれば、新しくできたスペースもあり、ここでは、最近見に行ったパリ南方の郊外にある四つの現代アートセンターの顔を少し紹介したいと思う。ヴェリズィ、マラコフ、アルフォールヴィルのセンターは市のサポートによって成り立っており、こうしたパリ周辺の市が応援する現代アートセンターは数が多い。そうした発信地はこの次取材ができた折に、少しずつアップする予定。現在開催中の展覧会へのアクセスは各サイトで。

閉鎖に追い込まれる現代アートセンター

フランス各地で、現代アートセンターが6箇所ほど閉鎖に追い込まれつつある。主に、経済的な理由からで、支援する公共団体、市町村県などの経済粛清、右傾化(極右政党の市長*が文化予算カット)による政策の方向転換が大本にある。パリ近郊では、ブランメニルとブレティニィ・シュル・オルジュの現代アートセンター(Centre d’art contemporain CAC)が危機状態。 ほかにパリのマイヨール美術館が閉鎖を決定。またペルピニャンでは美術学校の閉鎖が懸念されている。
Jeff Koons展、ポンピドー・センター国立近代美術館

Jeff Koons展、ポンピドー・センター国立近代美術館

Jeff Koons(ジェフ・クーンズ、本名Jeffrey Koons)の回顧展がパリ、ポンピドー・センター国立近代美術館で行われている。1955年アメリカ、ペンシルバニア生まれ。1980年代初頭にネオ・ポップの旗手として流星のように現れた、という記憶がある。ポップアートはもともと60年代、大衆の生活や大量生産社会を描いて時代を浮き彫りにした大きなムーブメントであったが、70年代の抑制的なミニマリズムやコンセプチュアル・アートを経て、80年代初頭ジェフ・クーンズによって再び日常社会をモチーフに、手に取るものをすべてアートにしてしまう楽観性と自由を享受する新しいアートとして出現する。自分の表現についてクーンズは、「私の作品にはポップ・アートに対して皆が考えるような世間への皮肉や作品に隠された意味などはまったく存在しない。意味があるとすれば、作品をはじめて見た人が感じるものと、作品のあいだになんの溝も存在しないことだ」。

新しい現代アートの現場、パリとリヨン

大きな施設が開館している。パリ西部のブーローニュの森に出現したルイ・ヴュトン・ファンデーション:http://www.fondationlouisvuitton.fr/ リヨンのミューゼ・デ・コンフリュアンス:http://www.museedesconfluences.fr/

ニキ・ド・サン・ファール展、2月2日まで

ニキ・ド・サン・ファール展 グラン・パレで開催されているニキ・ド・サン・ファール展は、2015年2月2日まで延長されることになった。展覧会は盛況で、現在35万人が入場し、過去5番目の人気となっている。ビデオ… GRAND PALAIS, GALERIES NATIONALES 3, avenue du Général Eisenhower 75008 Paris Serveur vocal : 00 33 (0)1 44 13 17 17

イタリア、国際現代美術展覧会、出品作家募集コンクール

イタリアのトスカーナ地方リボルノの美術館、Giovanni Fattori Museumの出品作家選考コンクール、賞金獲得やレジデンスのチャンス 現代アートを中心にした《PREMIO COMBAT PRIZE》展にむけて、リボルノのジョヴァン二・ファトーリ美術館(Giovanni Fattori Museum of Livorno)で2015年 6月27日から7月25日に開催される展覧会の出品アーティストを募集。80人が選考されることになっている。 ・応募期限:2015年4月18日 START to PREMIO  COMBAT  PRIZE 2015