フランスから―環境とアートのブログ

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Author Archive

ロシア、各国からの経済制裁へ報復

EUがロシアへの経済制裁を決定した直後、ロシアは各国の経済制裁に対して報復処置を決めその内容を発表した。 対象国は、EU28カ国、アメリカ合衆国、オーストラリア、カナダ、ノルウェーで、EUなどが決めたロシアへの経済制裁への報復として、ロシアはこれらの国から輸入していた食料品、果物、肉類の一切の輸入を8月7日付けでストップすることに決めた。輸入ストップの期間は1年間と予測されるが、EU諸国の経済打撃は免れない。フランスにとってロシアは重要な農産物(肉類、牛乳、乳産品等)の輸出相手国で、2013年度は10億ユーロの輸出を計上しており、この額はEU諸国からロシアが買い上げる100億ユーロの10分の1に相当する。 実際果物輸出の1%、および野菜の3%、総計5万トンがモスクワへフランスから輸出されており、2万7千の農家に影響が及ぶことが懸念されている。 今回の報復は食料品が中心で、ワインや食前酒などのアルコール類は含まれておらず、毎年4億5000万ユーロの売り上げには支障がないもよう。(プラネット)…

国際コンクール、アルテ・ラグーナ

9th INTERNATIONAL ARTE LAGUNA PRIZE -第9回アルテ・ラグーナ賞、イタリア、ヴェネチア、アルセナーレ: http://www.artelagunaprize.com/ The Italian Cultural Association MoCA (Modern Contemporary Art), in collaboration with Arte Laguna Studio, organizes the 9th Edition of the International Arte Laguna Prize, aimed at promoting and enhancing Contemporary Art. The Prize obtained a medal from the President of the Italian Republic. ・賞:絵画、彫刻、写真芸術、パフォーマンス、ヴァーチャルアートの各分野で、賞金7000ユーロ(約百万円)

アクチュアリティ・Le Zap

[8月第一週のウィークエンド、ヴァカンスで全国994kmの渋滞] 今日明日のウィークエンドはヴァカンスで都市を出る人たちのピークを迎える。フランス各地はジュルネ・ノワール(交通渋滞が最悪の日)。高速道路や地域の幹線道路には多くの警察が繰り出した。 [以下、フランスTV今週のニュースからZapping] ・6月の新たな失業者数、9800人。フランスは失業者数総計338万人強の最悪の記録を更新。職業安定所での係員を殴るなどの暴力沙汰が8442件発生、昨年より13%も増えている。 ・環境省新たな計画書を発表。CO2削減へ向けての新しい開発をすすめ、再生エネルギーを2030年を目処に現在の二倍に増加、また廃棄物やゴミを2025年を目処に二分の一にするなど。原子力発電に関しては「これ以上の発電力は必要としない」とするだけで言及せず。
Eau en boule のいろいろ

Eau en boule のいろいろ

インスタレーション、オー・アン・ブル 2014年展覧会開催中    
パステル

パステル

プロジェクト遂行の時期はこれだけの大きさのデッサンをする時間がほとんど無いが、今夏、ようやくパステルに取り掛かった。はじめの数点を紹介。

アクチュアリティ・日本、集団的自衛権から集団安全保障へ歪曲

2014年7月1日、違憲にも値するはずの集団的自衛権行使容認が閣議決定されて二重に国民が置き去りにされた日からこっち、筆者もだいぶ心理的に打ちのめされてしまった感がある。時間をおいてようやく気を取り直し、今日も「アクチュアリティ・日本」。集団的自衛権に対する集中審議、あっという間に軍需品を海外へ売り出す日本の大企業、そして川内原発再稼動等の特集です。 更新2014年7月20日、追加「東京新聞」  

展覧会アジャンダ、2014年7月

・[フランス各地、夏の展覧会、野外展2014」  パリ グランパレ モニュメンタ ヴェルサイユ宮殿 リー・ウーファン 11月まで ショーモン領(ロワール) 現代アート展、庭園フェスティバル トレヴァレーズ領(フィニステール) アーティストの視線 10月13日まで モルビアン周辺のチャペル30軒 アール・ダン・レ・シャペル ブロセリアンド(ブルターニュ)アートの池 ビエンナーレ ヴィルヌーヴダスク アントル・ラック(池の間)、アートと大地 ビエンナーレ ナント アートと自然 ボール・ド・ヴィール フェスティバル・デ・ボール・ド・ヴィール ビエンナーレ マッスィヴ・ド・サンスィ オリゾン ヴァットヴィレー フェット・ド・ロー マルセイユ アートの池フェスティバル リオルジュ(ローヌ・アルプ) ア・スィエル・ウーヴェール ビエンナーレ ジュイ・ル・ポティエ(サントル) 森の神秘展 (ウッドストック協会) スィヨン(モーゼル) 丘の上のアートとランドスケープ フォントネィ・ル・コント 現代アート周遊 10月10日まで ・[ビル・ヴィオラ展] グラン・パレ国立ギャラリー 2014年7月22日まで
展覧会、ウォーター・フットプリント

展覧会、ウォーター・フットプリント

平川滋子、ウォーター・フットプリント展、 フランス、フィニステール県トレバレーズ領で2014年10月13日まで。 プロジェクトのページへ… オフィシャルサイト、今の展覧会へ

アクチュアリティ・日本

集団的自衛権容認を7月1日には閣議決定する勢いの安倍政権。私は当初から「解釈」変更には大反対の立場だ。解釈を変えることそのものが違憲であると考えている。 例えば多国間の条約等は、その当事国が条約内容を同じように解釈するから条約が成立するのである。つまり、条約締結をした国がそれぞれ勝手に条約の意味を解釈して行動をしてしまうと、条約そのものが成り立たなくなるのは当然のことだ。したがって、国際世界においては勝手な法の解釈やおおもとの解釈の変更は決して許されないのである。例えばヨーロッパ連合の場合、ヨーロッパ議会の制度がEU参加国にきちんと同じように理解され、同じように施行されているかどうか、各国の施行状態と「解釈」の程度を監視する組織がある。例えば人権に関して、フランスが人権を守るのと同様にイギリスもドイツも人権を守っているかを、微細に監視している。一国の政府より上の立場から、総括的かつ概念的にその政府の動向を監視し修正するこうした機関が日本にも必要なのではないかと考えるが、EUのような他国と足並みをそろえていかなければならない大きな国際圏がない日本はどうすればいいのだろうか。 個人的にも、法的知識は学部の学生程度のものが残っていれば良いほうだと思う筆者だが、基本的人権、恒久平和、民主主義の三原則をいただく日本国憲法には、フランスの人権宣言にも匹敵するすばらしい憲章のごとき格調の高さを感じている。この格調高い日本国憲法を変えて軍需産業へ向かいたいのか、憲法改憲の手続きである憲法代96条の変更を提起しておいて、これが難しいと思うと、一足飛びに集団的自衛権の話に飛んで改憲をはぐらかし、「解釈」変更という、これ事態が違憲と思われる方向へ論議を押し流した。閣議決定などという国民の手から大きく離れたところで決定することも「違憲」。違憲だらけの集団的自衛権論議。国会議員衆議院475人、参議院は242人いる中で、ようやく正当な論理で反対を申し立てる議員が一人現われた。…
初夏のPHOTO、Zapping 展覧会、パリ、植物

初夏のPHOTO、Zapping 展覧会、パリ、植物

今日のPHOTO Photography by Shigeko Hirakawa、 大きな展覧会がパリで行われている昨今。先週今週と、グランパレやベルサイユへ快晴に恵まれて撮影。

3万2千年前のショーヴェの洞窟画、ユネスコの人類の世界文化遺産に

1994年に地下25メートルの洞窟で発見された何千という動物や人の手のデッサンやエングレービングなどの巨大な洞窟画は、フランス中を沸き立たせた。ローヌ・アルプ地域アルデッシュ県ヴァロン・ポン・ダルクにあるショーヴェの洞窟画はラスコーより大きいといわれ、3万年以上前に描かれたことがわかり、調査後は保存のために閉じられ、現在原寸大のレプリカ制作が進行中だ。8年前からユネスコの人類の世界文化遺産の認定を受けるために現地関係者が努力を続け、昨日6月22日に登録が決まった。 ・Vallon-Pont-d’Arc ショーヴェ/ Chauvet の地理 ・ショーヴェの洞窟画、ウィキペディアへ ・洞窟画のいろいろ (豊富な写真と英語の説明)…

プチ・パレで1900年パリ万国博資料展

1900年パリ万国博の全貌を集めた大きな展覧会が、今パリのプチ・パレで行われている。5000万人以上の外国客を待ち受ける大きな催しが行われた当時の様子を絵画、建築、ビデオ、写真、モード、劇場等の多彩な資料で再現する。   Exposition Paris 1900 – Petit Palais par paris_musees

アクチュアリティ・Le Zap

更新:2014年6月11日: ・6月11日は朝から、SNCFフランス国鉄のストライキ。TGVやTer、Tharysなど50%が運休。パリ郊外線RERは15分に一本に。またタクシー会社のストライキが朝6時から予定されている。 ・[ノルマンディー上陸作戦、フランス解放70周年記念、無事終了] 20ヵ国の首脳、イギリスのエリザベス二世女王の訪問を受けて行われたD-Day、第二次世界大戦の連合軍によるノルマンディー上陸70周年式典と、5日間にわたり400にも及ぶイベントが大成功のうちに終了した。訪れた観光客の数、80万人。なんと、カルバドスの普段の人口が二倍になるほどの人出が最終日まで続き、経済効果も十分だったようだ。また、外交問題において緊張が高まるロシアやアメリカの大統領、またウクライナの首相が参列し、ロシアのプーチン大統領が各首脳と公式ないし私的に対談あるいはことばを交わすなどしたようすが伝えられ、記念式典の周辺で外交の成果も多大だったと、現政府に対する好意的な評価が各方面から寄せられた。 ・[空っぽの地中海] 「魚選びの際に、絶滅危惧種を選んでいませんか?」…

アクチュアリティ・日本

日本が発信する日本のニュースを報道のままを取りまとめてお送りします。大きな問題が報道の場で議論され整理されていくことが少なくなって行く今日の社会現象も含めて、考えていく問題です。(内容:介護法、集団的自衛権、原発差し止め判決、強行採決)