フランスから―環境とアートのブログ

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Posts tagged "石炭"
炭鉱の歴史、博物館で今

炭鉱の歴史、博物館で今

展覧会『二大戦のあいだ−ノール・パ・ド・カレ炭鉱地域への移民、1919−1939』   2019年9月2日から12月31日まで 1919-1939、二つの大戦のはざま、ノール・パ・ド・カレの炭鉱地域に、石炭採掘によるフランス復興に参加をするために、20万人の移民が集まった。 第一次世界大戦後の炭鉱地域は、被災して設備が破壊され人手も足りなかった。そこでフランスは欧州の他の国へ方策を求め、移民受け入れの条約を結んだ。ポーランドとの1919年9月3日の協約で、20万人のポーランド人が仕事のためにこの地に移り住んだ。
気候変動、「緊急事態」

気候変動、「緊急事態」

気候変動による地球激変は緊急事態 2018年11月23日、アメリカ全土の気候変動調査に携わる13の施設が総計1656頁に上る報告書『国立気候アセスメント』を発表した。それによると、「人間活動が原因の気候変動の証拠は目に余るほどで、これからもひどくなり続ける」という。国民全体に影響が及ぶ「緊急事態」宣言だ。 (アメリカ政府発表という名の下であるが、この報告書は4年に一度取りまとめられる全国レベルの報告書で、トランプ政権の関与なく発表されたもの)
海中の珊瑚の死滅、オーストラリアで67%

海中の珊瑚の死滅、オーストラリアで67%

各地で死に始めたサンゴ 11月上旬フランス2TVが、フランス人科学者たちがインド洋周辺の海中に生息するサンゴが死滅しかけているのを発見して救済を始めたという事実を公表したが、今日のル・モンド電子版がやはり、オーストラリアの観光地で知られる世界遺産、グレート・バリア・リーフの巨大なサンゴ礁が、インド洋のサンゴと同じように「白化」し、この数か月で67%が死滅したと伝えた(クイーンズランドのジェームス・クック大学調査)。原因は、地球温暖化による水温の上昇だ。
トランプ公約に揺らぐ世界、パリ協定と核武装

トランプ公約に揺らぐ世界、パリ協定と核武装

反転か? 世界の方向 -「気候変動は、中国がデッチ上げた嘘だ」、「北朝鮮対策には、日本に核武装をさせればいい」- 11月8日のアメリカ大統領選挙でドナルド・トランプが当選したことによって、未来の何もかもが不確定の中に投げ込まれた感のある世界。世界がこれまで進めてきた様々な約束をことごとく否定し、前時代的な提案をし続けてきたトランプ選出で、例えばBBCの第一声は「アメリカは後退を選んだ」、オランド仏大統領は「不確実な時代が始まった」だった。