Guides-culture 文化省発行「文化ガイド」
Guides-culture guide : A5 (148 x 210) – 624 pages Service rédactionnel :
MuCEM 欧州と地中海文明博物館、大人気
今年、欧州文化都市の名前を掲げて過去から現代にかけて文化を集約するセンターや博物館が次々と開館するマルセイユで、2013年6月4日に開館したle Musée des civilisations de l’Europe et de la Méditerranée (MuCEM ヨーロッパと地中海文明博物館)は最初のウィークエンドだけで、 63,910人の入場者数を記録する大人気を博している。
アーティストインレジデンス公募
アーティストインレジデンス公募: Centre d’art contemporain Pontmain ポンマン現代アートセンター企画レジデンス (フランス、ペイ・ド・ラ・ロワール、マイエンヌ) 2000年5月から、ポンマン現代アートセンターは、年間二回それぞれ一ヶ月のアーティストインレジデンスをアーティストを二人招いて行っている。レジデンス終了時に展覧会を開催。レジデンス期間中に制作された作品発表と同時に、当該アーティストの仕事全体も紹介する。グラント付。
新刊書『ジャック・ラング、文化への闘い』
新刊書『ジャック・ラング、文化への闘い - 文化政策10年』 文化省史委員会 マリ-ヴォンヌ・ド・サンピュルジャン監修: 文化の民主化、文化の地域敷衍、文化の多様化、文化教育の改革を掲げて文化復興のために闘ったジャック・ラングへのインタビューが、ラジオのフランス・キュルチュール企画で2011年8月に実現した。 1981年フランソワ・ミッテラン社会党新政権下で文化省は省として再建され、ジャック・ラングが文化大臣に就任した。フランス・キュルチュールのインタビューは文化大臣就任30周年を契機に行われたものである。 ミッテラン政権前、1970年代のジスカール・デスタン政権下では、文化は局レベルに格下げされて大幅に縮小していたためほとんど活動らしい活動はなかったといわなければならない。したがってその直後に文化大臣となったジャック・ラングの仕事は、文化を再建するというよりは、国の文化復興のために新しいビジョンを基礎から設計をしなおし、そのビジョンへむかって国全体が動き出すためのインフラストラクチャーを建設し始めることにあった。…
現代文化のインフラストラクチャー、FRAC・現代アート地域基金機構
[現代文化のインフラストラクチャー紹介第二弾、FRAC] フランスの文化省支援現代アートセンター紹介に引き続き、Les Fonds régionaux régionaux d’art contemporain、通称FRAC-フラック(現代アート地域基金機構):
FRAC – PACA マルセイユ・フラック開館
・FRAC – PACA (Provence-alpes-côte d’azur)、マルセイユ、ヨーロッパ文化首都の今年、フラック(現代アート地域基金機構)の 新スペース<La Pixellerie>誕生: 国から地域へ向かって広げた基金機構FRACは、現代アートを推進する目的で、地域ごとに芸術作品の発注制作や買い上げを定期的に行いながら、現代アートの資産(注:収蔵品の形成を資産の形成として考え、市民へ芸術教育の資源として還元し続ける)を形成していくことを大きな役割として担っている。*関連説明ページ:FRAC(現代アート地域基金機構) 2013年ヨーロッパ文化首都開催都市として選出されたマルセイユは、次々に新しい文化施設を開館しており、今までのFRACの収蔵品をもとに、所蔵作品や新しいアーティストの仕事を広める役割をもって、所蔵庫ならびびに展覧会を行う新施設、La Pixellerieを、日本人建築家隈研吾氏のデザインで竣工、開館した。…
L’Onde ロンド劇場・現代アートセンター
市立の現代アートセンター紹介、パリ近郊編 その2 [2 L’Onde ロンド劇場・現代アートセンター、ヴェリズィ市] L’Onde 8 Avenue Louis Breguet, 78140 Vélizy-Villacoublay +33(0)1 34 58 03 35 http://www.londe.fr/ パリから車で約30分、ベルサイユから5分ほどのところに600席を持つ劇場L’Ondeが誕生して10年目となる。…
ユダヤ人の持ち主へ絵画の返還
フランス文化省は2013年3月19日、フランスの美術館で保管されていた絵画を持ち主へ返還する式典を催した。絵画の所有者は、第二次世界大戦中、フランスに在住していたユダヤ系オーストリア人。ドイツのナチスやフランス警察の追及を逃れて1939年フランスを脱出する際、持ち出すことができずにフランスにおいていった所蔵品で、アメリカのボストン在住の孫にあたるトーマス・セルドルフ氏が式典のため来仏。報道陣を前にオレリー・フィリペッティ文化大臣がセルドルフ氏に手渡しし、大臣はこれからも積極的に戦時中に不当に収集されたり迷子になった絵画の持ち主を探す研究を進めることを約束した。セルドルフ氏への作品の返還は70年ぶりとなる。 絵画は、17、18世紀のイタリアの画家 (Gaspare Diziani, Sebastiano Ricci…)のもの6点。返還手続きは生易しいものではなく、ボストンから駆けつけた84歳のセルドルフ氏は、繊維産業を営み芸術愛好家であった祖父のリチャード・ナウマン氏の思い出を語りながら感激していた。 リチャード・ナウマン氏は第二次大戦前、200点あまりの作品をコレクションしていたが、祖国オーストリアが1938年にドイツのナチと協定を結んだことでオーストリアから逃亡せざるを得ない状況に陥り、その際にコレクションの一部をオーストリアにも置き去りにしなければならなかった。家族とともに幾ばくかの作品をかかえてパリへやってきたが、1941年、スペインからキューバ、そしてニューヨークへ渡るために絵画を急いで手放したのだという。…
フランス文化省が後援する現代アートセンター、5.南東フランス編
[フランス文化省が後援する現代アートセンター] ・第5弾、南東フランス編 - LISTE DES CENTRES D’ART (リンク:フランス文化省サイト)…