フランスから―環境とアートのブログ

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Posts tagged "CO2"

気候温暖化への世界の挑戦、また失敗、問われるリーダーシップ

「悲惨」、「苦渋」、「前代未聞」… 実りのない二週間の交渉の後のCOP25は失敗 マドリッドにおける二週間にわたる首脳間交渉の後、COP25は終了した。 国連事務総長アントニオ・グテーレスは12月15日日曜日のプレスリリースで、 「COP25の結果に失望した。国際社会は、気候危機に対応す積極的な覇気を示す重要な機会を逸したのです」と苦言した。実際、この国際会議は失敗で終わったと言わなければならない。 主要な汚染大国からの具体的なコミットメントなし 会議の本題では、地球温暖化を食い止めるというパリ協定(2015年締結)で定めた目的と現状のギャップを縮めるために、「緊急行動」を求めていたのであるが、主要なCO2排出国のほとんどが具体的な方策を出しておらず、
化石燃料の利用が地球温暖化を招くことを知っていたエクソンモービル

化石燃料の利用が地球温暖化を招くことを知っていたエクソンモービル

アメリカ若手下院議員のアレクサンドリア・オカシオ゠コルテス(Alexandria Ocasio-Cortez)が石油会社エクソンモービルで働いていた元科学者二人に審問して明らかになった事実 「ホファート博士、エクソンでのあなたの仕事は、カーボンサイクル(炭素循環)と気候変動が中心だそうですね。1982年に作られたというこのグラフをご存知ですか(スライドを指して言った)。これが何を指すものか説明してください」。

「植樹」、国レベルの対策、ニュージーランドの場合

ニュージーランドは気候変動と戦うために10億本の木を植えたい意向 環境回復に向けての試みも進む。ニュージーランド政府は、これまでの予算にさらに2億4,000万ドルを割り当て、今後3年間で総額4億8,500万ドルに上る10億本の木を植える植樹プロジェクトを打ち立てようとしている。このプロジェクトが法制化すれば、気候変動の悪化を緩和するための同国の取り組みにおいて重要な役割を果たすことになるだろう。
アメリカ、地球温暖化ガスの観測、打ち切りへ

アメリカ、地球温暖化ガスの観測、打ち切りへ

トランプ政権、NASAの大気中の二酸化炭素とメタンガスを監視するプログラムの廃棄を決定 AFP©DAVID MCNEW 地球の大気のカーボン・モニタリング・システム((Carbon Monitoring System CMS*)は、年間1000万ドルをかけ、二酸化炭素の排出源をリサーチし地球温暖化ガスの流れを可視化する高画質映像を作り上げるNASAのプログラムだが、トランプ政権が3月の予算決定時にCMSを除外したため、打ち切りとなった。科学者たちは、「気候科学への最大級の攻撃だ。トランプ政権は、カーボン・モニタリング・システム(Carbon Monitoring System CMS)を知らないうちに抹殺した」と5月10日木曜の『サイエンス』誌で非難した。

COP 21、パリ協定へ 

COP21、世界環境会議パリ協定採択へ、遅まきながら追跡 2015年11月30日から150カ国もの首脳陣を集めてパリでスタートしたCOP21(国連気候変動枠組条約第21回締約国会議)は、パリ時間の12月12日、歴史的な国際合意となる『パリ協定』を正式に採択した。議長国フランスの采配で良好に運営され、2020年以降の温暖化対策の国際枠組み を150カ国で合意へこぎつけたパリ協定は、京都議定書と同じく法的拘束力が強い。