COAL協会は2008年、アーティストと研究者を集め、現代アートと持続可能な開発の接点を求めて発足した協会である。
そのCOAL協会が、「自己の研究領域を顕示し、芸術家、科学者、エコロジストなどを交えて、持続可能な開発と文化の繋がりを広げる」ことを目的に、パリ南方に位置するエソンヌ県のシャマランド現代アートセンターの2012年度の企画をすることになった。…環境問題について文化人やアーティストを動員し、まず一般の人々へむけて新しい社会的文化的角度からみた自然および生物多様性について言及していく方針だ。
(注:このブログでも、毎年Projetcoalと呼ぶエコロジーに基盤を置いたアート・プロジェクトを持つアーティストを奨励するグラントの公募を紹介している。)
ドメーヌ・ド・シャマランド Domaine de Chamarande は2005年、文化省やフランスの公園・庭園委員会から認定された庭園の一つとなっており、100haの敷地を誇るこのエソンヌ県のシャマランドは、すでに長年現代アートの現場として活躍中である。
展覧会: 「SALONS - 懇親性、エコロジーと実践生活」 2012年5月13日 - 9月30日
アーティスト: Heather Ackroyd & Dan Harvey, Après vous (Nathalie La Hargue et Laurence Yared), Lise autogena et Joshua Portway, Brandon Ballengée, Pauline Bastard, Neal Beggs, Lilian Bourgeat, Thierry Boutonnier, Michel de Broin, Gilles Bruni, Betty Bui, Lucie Chaumont, Encore heureux, Didier Faustino, Nicolas Floch, Freaks architectes, Sylvain Gouraud, Hehe, Christina Hemauer & Roman Keller, Julien Prévieux, Olivier Kosta-Théfaine, Raum Architectes, Stefan Shankland, Superflex.