フランスから―環境とアートのブログ

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Posts tagged "環境問題"
大統領選アンケートに見るアメリカ国民の意識

大統領選アンケートに見るアメリカ国民の意識

今年は気象観測史上始まって以来の酷暑である。 アメリカでは2020年の大統領選に向けた民主党候補らのディベートが行われているが、7月末のCBSテレビの世論調査によると、アメリカの有権者の最大の関心事はハウス・ケア、社会保険・保障を今後どう再編成(88%)するか、第二に気候変動への対策(78%)、第三に給料(71%)なのだそうだ。 トランプ大統領はパリ条約を脱退し、オバマ大統領が腐心して成立させた国内の環境規制をほとんど潰してしまった。環境規制に使う金は企業にとってはいわば「無駄金」である。前世代のより良き環境を目指した努力は水泡と帰し、再び汚れた空気や汚れた水が戻ってきた。

気候変動、オバマ・トーク

映画「Before the Flood」の周辺について、ディカプリオ、オバマ大統領、テキサス工科大学の科学者ヘイホーの3者シンポジウム。気候変動懐疑派のトランプ氏が当選する前のビデオなので、少し内容的なズレがあるが、オバマ大統領が環境問題、そして大気汚染や地球汚染問題へ、いかに真摯に向き合っていたかという姿勢が見えるビデオ。問題はこれから。
モンブランの大気汚染に怒り、ビデオで発信

モンブランの大気汚染に怒り、ビデオで発信

マスクをした小学生の姿を白黒フィルムで表現 「モンブランの麓の子供達は呼吸ができない」− オート・サヴォワの小学校のクリップ・ビデオ、大気汚染を糾弾。 モンブランの麓の町サランシュのサン・ジョゼフ小学校。400人の小学生が挑んだのは、大気汚染を糾弾する白黒ビデオのモデルになることだった。
ヒラリー・クリントン、アル・ゴアとフロリダで環境問題へ迫る

ヒラリー・クリントン、アル・ゴアとフロリダで環境問題へ迫る

米大統領選の第2回目のディベイトの翌日、10月11日、ヒラリー・クリントンはフロリダへ・・・ アル・ゴアと、環境問題に積極的にチャレンジすると言明した(CNNニュース) サイクロン・マシューが甚大な被害を残したフロリダでの演説は、温暖化ガスや異常気象による地球や人類の危機について言及するものだった。地球の未来と子供達を守るために、環境問題に積極的に取り組む姿勢だ。 「環境に優しいクリーン・エネルギー開発へ国を挙げてチャレンジし、それによる新しい産業と雇用を生み出し、新しいアメリカに生まれ変わることを目指す…」 フロリダは、2000年にアル・ゴアが大統領選で負けた因縁の州で、彼にとってはそれ以来初めての演説となる。 ちなみに、ドナルド・トランプはパリ協定から脱退する方針を表明している。 Ajoutée le 11 oct. 2016 Watch: 28 Days Until The Election of The United States of America. http://www.youtube.com/channel/UC7YCA…
なぜ環境問題か、というはなし その1

なぜ環境問題か、というはなし その1

「環境アート」という主題を自分のウェブにつけたのはもう14、15年も前のことになる。自分が何をやっても結局は自分の身の回りの環境に多かれ少なかれ影響された作品を作っていることに思い当たったときに付けた。したがって70年代で起きた歴史的な「環境アート」とは切り離れてぽつんとある。また「日本にいたらこんな作品は作っているはずがない」と思うことでフランスの環境が私の思考の反射板的となっていることがいつも浮き彫りになった。このことが、2003年のアメリカ行きを決めた要因でもある。「もしアメリカにいたとしても、今のような作品を作ってはいないだろう」という推測は、このとき現地アメリカで大いに確証を得たといっていい。自然環境のみならず、社会が違う。文化や言語のみならず、社会構造から来る気分がまったく違う。アートの成立も結局はすべて環境に帰するという思いを強くしたのはこのときだ。…
2012年度、シャマランド現代アートセンターの企画コミッショナーにCOAL協会

2012年度、シャマランド現代アートセンターの企画コミッショナーにCOAL協会

COAL協会は2008年、アーティストと研究者を集め、現代アートと持続可能な開発の接点を求めて発足した協会である。 そのCOAL協会が、「自己の研究領域を顕示し、芸術家、科学者、エコロジストなどを交えて、持続可能な開発と文化の繋がりを広げる」ことを目的に、パリ南方に位置するエソンヌ県のシャマランド現代アートセンターの2012年度の企画をすることになった。…