国立造形芸術センターCNAP、買い上げ作品オンライン
国立造形芸術センターCNAPが、フランスの国立現代アート公庫に1998年から2008年の10年間に収蔵した作品〔主に買い上げ、また寄贈も含む)を作家リスト別に整理、オンラインした。リストはアルファベット順(作家の名前の頭文字をページ上のアルファベットで検索)で、表内の名前をクリックすると作品写真を見ることができる。 国立現代アート公庫 Fonds national d’art contemporain, 1998-2008 ・リストアップされた作家数: 2252名。 ・買い上げ・収蔵作品総数: 9858点。
芸術省のために (1956年共和国政府覚書から)2
れきしの点と線 1956年12月の共和国政府覚書第4号に掲載されたロベール・ブリシェの文章「芸術省のために」。(翻訳: S.H.) ここに挙げるのは、ジロドゥーが都市の推進者としてこの件について述べたものである。 「もし、都市計画において、国民が現代生活のリズムやその運営を維持する総合的な規律が理解できるのだとしたら、フランスはたぶん、この点で、世界のうちでもっとも遅れた文明国家だということが言えるだろう。市民の精神的な特権をフランス人に求めているだけで、われわれの指導者たちは、生が横溢し大志にみちた国の生活からたち現れる類まれな大志やイニシアティブといったものは、国全体の平均以下の生活や不毛な儀式めいた生活の中には存在しないということを、一切認めようとはしなかったのだ。」(Gireaudoux, Sans pouvoir, P.225)…
文化省支援現代アートセンター紹介 2
文化省提携現代アートセンター、<トゥール市、Le CCC>: 1985年に設立した古参の現代アートセンター。2007年にアーティストPHILIPPE CHIAMBARETTAの設計した光の入り口ができた。600平米のスペースは著名なアーティストから若いアーティストまで毎回の企画展で大きく変化をみせる。 Centre de Création Contemporaine C.C.C 53 Rue Marcel Tribut 37000 Tours +33(0)2 47 66 50 00
文化省提携の現代アートセンター紹介、61箇所
フランス文化省の支援を受けて活動する、文化省提携の現代アートセンターは全国61箇所ある。 文化省提携、全国61の現代アートセンターの住所録(CNAP提供) ・ここでは中でも現代アートセンターの古参として名高いケルゲエネックを紹介する。 Domaine de Kerguéhennec, Centre d’art contemporain. 16世紀の歴史建造物が、1972年モルビアン県議会に買い上げられ、直後にマルタ・パンやリチャード・ロング、ジャン=ピエール・レイノーなどの作品が広大な庭園に設置され始めた。庭園の20点以上の作品は主に国の発注で制作されたものである。現在は建造物を利用した展覧会、国際アーティストを招待したアーティスト・イン・レジデンスが行われている。 Domaine de Kerguéhennec, centre d’art contemporain, centre culturel de rencontre, 56500 Bignan tel: + 33 (0)2 97 60 44 44 - fax: + 33 (0)2 97 60 44 00 - e-mail : info@art-kerguehennec.com
Mehmet Ali UYSAL
アーティスト紹介: Mehmet Ali UYSAL メハメット=アリ・ユイサル、1976年トルコ生まれ。 地球の皮膚をつまむ洗濯ばさみ、”SKIN-2” Web-site of the artist Festival 5 Saisons ベルギー、フェスティバル・サンク・セゾンに展示中。2010年10月16日から。 FESTIVAL CINQ SAISONS Parc de Hauster Rue Hauster 9, 4051 Chaudfontaine Belgique http://www.festival5saisons.org/?hl=fr_FR
ART FAIRS
秋の3つのアート・フェア FIAC : フィアック、10月21日から24日まで。194のギャラリーと3500人のアーティストがグラン・パレとルーブルに。 Rue de Rivoli, 75001 Paris CHIC : 第一回シック・アート・フェア開催、10月22日から25日。 Docks en Seine, Cité de la Mode et du Design 34, Quai d’Austerlitz 75013 PARIS S.Hirakawa exhibits with CHIC. SLICK : スリック・アート・フェア、10月21日から24日。 l’Esplanade du Palais de Tokyo et du Musée d’Art moderne de la Ville de Paris
人間の虹-展覧会
フランス、オー・ドー・セーヌ県アントニー市企画、平川滋子《人間の虹》展(野外展) メゾン・デー・ザール・アート・センター 2010年10月12日から12月15日まで。新作コンセプト紹介パンフレット提供。 2010年10月12日、18時30分からオープニング。 作品《人間の虹》: 高さ12m、直径2.7m。特殊繊維200平米。
La nuit blanche, 現代アートの白夜
La nuit blanche、ラ・ニュイ・ブランシュ - パリ市のイニシアチブで、10月2日、3日のウィークエンドはパリ中にちりばめられた現代アートを一晩中見て回ることができる。2010年は、パリを三つの区域に分け、西はトロカデロ、アルマ・マルソー付近、中央は、シャトレー、パリ市庁舎付近、東は、ベルヴィル付近。メトロ9号線、14号線は24時間運行をする。 La nuit blancheは大本は北欧やロシアの「白夜」の間のお祭りであったが、パリ市が2002年から現代アートの夜の散策フェスティヴァルとして企画。2010年は野外インスタレーション(19時から朝7時まで)のみならず、シャンゼリゼ劇場やギメ美術館(朝3時まで)、パレ・ド・トーキョー(朝2時まで)なども参加する。 プログラム: http://nuitblanche.paris.fr/ パリ以外の参加都市は、メス、ブリソン・サン・イノサン、シャルルヴィル・メズィエール、ラ・モット・セルヴォレックス。 http://nuitblanche.paris.fr/ailleurs
ギメ美術館でChen Zhen 展
Chen Zhen au Musée Guimet/ ギメ美術館でチェン・ゼン展が開かれる。 Centre national des arts plastiques/ 国立造形芸術センターの現代アート・コレクションの中からチェン・ゼンの作品5点が選ばれ、アジア美術館として知られるパリのギメ美術館で、モノグラフィーが紹介される。チェン・ゼンは1955年、上海の医師の家庭に生まれ、1986年パリへきて、パリのボザールに入った。その後世界のグローバリゼーションの動きの中で、中国の伝統と西洋化の共存への模索を作品にする。2000年12月不治の病で死去。 国立造形芸術センターとのコラボレーションで、アジアの現代美術をギメ美術館で行うのは初めての試み。 Chen Zhen 展会期: 2010年9月29日から12月13日まで。 ギメ美術館: http://www.guimet.fr/ チェン・ゼン展紹介ページ: http://www.guimet.fr/CHEN-ZHEN Musée Guimet 6 place d’Iena 75 116 Paris Tél : 01 56 52 53 00 CNAP公式サイトの紹介ページから: Les œuvres de l’artiste Chen Zhen entrent en dialogue, spirituel et formel, avec celles de la collection permanente du Musée Guimet....
芸術省のために (1956年共和国政府覚書から)1
一度、世界のトップに立ち、他の国からモデルとしてあがめられた経験を持つ国は、精神の根底で地球レベルのおおきな夢を意識してやまないでいるように思う。文化において、過去長いあいだ先達であり、それがゆえに大きな歴史を形作ったフランスは、世界の文化を導いた過去の栄光を意識しつつ、廃頽した第二次大戦直後、新らたな時代を強く意識しながら、現代から未来へ向かって思考を始めている。 戦後の現代文化を形成する文化省の誕生に寄与した大本の思想。ここに引くのは、そのなかから1956年12月の共和国政府覚書第4号に掲載されたロベール・ブリシェの文章「芸術省のために」の翻訳である。(翻訳: S.H.) 最近の政府議論で、フランス共和国の体制とフランス国民のプレスティージュのために、芸術に関する問題の重要性が浮き彫りにされた。内閣の大多数が芸術省の設立を望んでいる。はたして、共和国は「メセナ」の役割をしなければならないのだろうか。世間は専門家が必要だというが、われわれに言わせるならば芸術家も同じように必要な存在だ。しかしながら、芸術家は自由であることが身上である。芸術家を助け、彼らを苛立たせずに規律の中に入れることが、メセナの義務というべきだろう。共和国はもう何もしないでいるわけにはいかない。この文章を書く著者、芸術・文学国務官である私は、われわれの文化の退廃を嫌というほど見た。はやく、救済策を講じなければならない段階にきているのである。…
メイマック現代アートセンター
Abbaye St André、Centre d’art contemporain de Meymac、 聖アンドレ大修道院、メイマック現代アートセンター - 1979年に活動開始。1901年協会法に照らした現代アート協会。テンポラリーな現代アートの展覧会企画が活動の中心となっている。フランス文化省(リモージュ地域DRAC)、リモージュ地域議会、ラ・コレーズ県議会、メイマック市が賛助支援。 Le Centre d’art contemporain est une association loi 1901. Sa mission est de promouvoir et de diffuser la création contemporaine, principalement dans le domaine des arts plastiques. Il conçoit des expositions temporaires mais ne constitue pas de fonds. Il est soutenu moralement et financièrement par le Ministère...
ヨーロッパ文化遺産の日
9月の第三週のウィークエンド(18日、19日)は、ヨーロッパ文化遺産の日で、フランス、ベルギー、リュクサンブール、オランダなど総勢49カ国の各地の文化遺産が一般公開される。 もともとは1983年、フランス文化大臣ジャック・ラングが、フランス国内の文化遺産を開放して一般参観のできる日を設けたのが始まりで、大盛会を博したフランスの文化遺産開放の評判はあっというまにヨーロッパ各地へ伝染し、すでに1985年には近隣のヨーロッパ諸国が開催するほどになった。これに裏付けられて、ジャック・ラングは1991年、ヨーロッパレベルでの開催を正式提案。これによって、欧州議会で、ヨーロッパ文化遺産の日/ Journées Européennes du Patrimoine が認証されたもの。 第27回文化遺産の日のフランスのテーマは、「歴史上の大人物-女性や男性が歴史を作るとき」。日ごろ一般には開かれていない文化遺産を含めて、フランスでは全国で1万5千箇所の美術館、博物館、遺跡、お城、庭園、宗教建築、政府関係公舎(大統領官邸のエリゼ宮や別邸、シャンゼリゼのリドの舞台裏、フランス鉄道のアトリエや電車の操縦室、トゥールーズのエアバス工場では巨大なA380の建築行程や飛行機内の一般公開も)が無料公開されることになっており、今週末二日で、約千二百万人の動員が見込まれている。 ・フランス文化相フレデリック・ミッテランの「文化遺産の日とテーマ」紹介(英語): http://www.journeesdupatrimoine.culture.fr/node/134 ・フランス全国の文化遺産開放についての詳細情報 PDF(場所、開放時間、電話番号など23頁。フランス語バージョンのみ): http://www.journeesdupatrimoine.culture.fr/sites/all/themes/jep2010/images/presse/cp_programme.pdf
アトモスフィア + 展覧会
Itinéraires BIS イティネレール・ビス文化振興協会企画、現代アート散策《アトモスフィア + 》展。ブルターニュ中西部、コート・ダルモール県の支援の下に数町にまたがって展覧会開催。広い地域をカバーする4つの回覧コースが設けられている。 Exposition Parcours d’art contemporain, “Atmosphère +” 2010年9月18日から10月31日まで。 参加町: SAINT-GELVEN, GOUAREC, PLÉLAUFF, MELLIONNEC, ROSTRENEN, PLOUGUERNÉVEL アーティスト: MICHÈLE CIRÈS BRIGAND, VICTORIA KLOTZ, LES M DESIGN JUTTA STROHMAIER, JÉRÔME DURAND, BOUCHRA KHALILI, THIERRY LAFONTAINE, SYLVIE UNGAUER, JÉRÔME DURAND, ANNE LE MÉE NIKOLAS FOURÉ, JULIEN DISCRIT, ERIK SAMAKH, CHRISTINE COËNON, TAYSIR BATNIJI, FRANÇOIS DAIREAUX, DEBESH GOSWAMI,...
アーティストインレジデンス、ブルターニュ
artist in residence – Saint Brieuc/ ブルターニュのサン・ブリユー市、アーティストインレジデンス、l’Assostation/ ラソスタシオン協会企画、La Station Vastemonde/ ラ・スタシオン・ヴァーストモンドで作家受け入れ。(レジデンシー、制作、展覧会、カタログ出版、宿泊その他必要物すべて提供) ・協会ラ・スタシオン・ヴァーストモンドは造形芸術家を受け入れる。 ・レジデンスは展覧会やイベントを最終目的とし、バジェットについては、作家ごとに作品制作費および謝礼がプロジェクトの内容によって支給される。 ・またインスタレーションなどに必要なアシスタンスを提供。協会が、作家の生活費(宿泊代、食事代)および交通費をまかなう。 ・協会は、作家のプロジェクトの広報を担当し、カタログを発行する。 ・応募はインターネットかCDで。必要事項は、CV、実現したいプロジェクト内容、プロジェクトにかかる費用や材料などの叙述。 レジデンスについての照会は、以下の住所宛メールあるいは手紙で。: residence@stationvastemonde.com La Station VasteMonde accueille les artistes plasticiens. La résidence doit se terminer par une présentation publique du travail (exposition, happening ou autre). Un budget couvrant les frais de production et de rémunération est prévu (à définir avec l’artiste...