3万2千年前のショーヴェの洞窟画、ユネスコの人類の世界文化遺産に
1994年に地下25メートルの洞窟で発見された何千という動物や人の手のデッサンやエングレービングなどの巨大な洞窟画は、フランス中を沸き立たせた。ローヌ・アルプ地域アルデッシュ県ヴァロン・ポン・ダルクにあるショーヴェの洞窟画はラスコーより大きいといわれ、3万年以上前に描かれたことがわかり、調査後は保存のために閉じられ、現在原寸大のレプリカ制作が進行中だ。8年前からユネスコの人類の世界文化遺産の認定を受けるために現地関係者が努力を続け、昨日6月22日に登録が決まった。 ・Vallon-Pont-d’Arc ショーヴェ/ Chauvet の地理 ・ショーヴェの洞窟画、ウィキペディアへ ・洞窟画のいろいろ (豊富な写真と英語の説明)…
プロジェクト「ウォーター・フットプリント」
[プロジェクト「ウォーター・フットプリント」] 構想は2012年。実現は2014年4月、フランス、フィニステール県トレヴァレーズ領での企画展「アーティストの視線」。 展覧会「Regard d’artiste」: トレヴァレーズ領の企画展覧会(アーティスト二人の作品プロフィール): - Shigeko Hirakawa : Water Footprint Project - François Méchain : Perspectives Domaine de Trévarez, Saint Goazec, France 会期:2014年4月12日から10月13日まで、毎日開館。 企画:フィニステール県、EPCC Chemins du patrimoine en Finistère サイト:http://www.cdp29.fr/fr/agenda/view/151/shigeko-hirakawa/ Trévarez: トレヴァレーズ領、便利インフォメーション 平川滋子、プロジェクト「ウォーターフットプリント」の内容と展示作品: インスタレーション「ウォーター・フットプリント」(55トンの水の上を歩く) パフォーマンス「水を追いかける」(1800トンの水を染めて放水) インスタレーション「オー・アン・ブル」 パフォーマンス「水を追いかける」の実施日: ・Festival of Rhododendron, 5月10,11日 ・Rendezvous in the Gardens, 5月31日、6月1日 ・ヨーロッパ遺産の日,9月20、 21日 インスタレーション「ウォーター・フットプリント」(55トンの水の上を歩く)Photo:S.H. 「ウォーター・フットプリント」とは? おおまかにいうと家庭や農業、産業その他で利用されて消費され人間や地域に必要な水の総量のことをさす。
ヨーロッパ文化遺産の日、今年は9月15、16日
2012年の文化遺産の日のテーマは「隠れた文化遺産」: 9月の第三週のウィークエンド(15日、16日)は、ヨーロッパ文化遺産の日。フランス、ベルギー、リュクサンブール、オランダなど総勢49カ国の各地の文化遺産が一般公開される。 もともとは1983年、フランス文化大臣ジャック・ラングが、フランス国内の文化遺産を開放して一般参観のできる日を設けたのが始まりで、大盛会を博したフランスの文化遺産開放の評判はあっというまにヨーロッパ各地へ伝染し、すでに1985年には近隣のヨーロッパ諸国が開催するほどになった。これに裏付けられて、ジャック・ラングは1991年、ヨーロッパレベルでの開催を正式提案。これによって、欧州議会で、ヨーロッパ文化遺産の日/ Journées Européennes du Patrimoine が認証されたもの。…
アルビ市、人類の世界遺産に指定
Albi - 南仏ミディ・ピレネ地域タルヌ県のアルビ市が、ユネスコから人類の世界遺産に指定された。14年前からユネスコに指定請願を提出して待ち望んでいたもの。アルビ市はトゥールーズ・ロートレックが生まれたところとしても有名で、ロートレック美術館があり、屹立する歴史建造物のうち丘の上のサント・セシル大聖堂がその荘厳さできわだっている。川を挟んで全体にレンガ作りの町並みからくるオレンジがかった風景は絶景だ。ユネスコに指定された人類の世界遺産は現在これで908箇所。 歴史建造物の一つ、サント・セシル大聖堂(Sainte Cécile 写真)は南仏ゴシック様式で、レンガ造りの聖堂として世界一を誇る。1282年から1480年にかけて建設されたもので、長さ113m、高さ40m、幅35m。 トゥールーズ・ロートレック美術館: http://www.musee-toulouse-lautrec.com アルビ市公式サイト: http://www.mairie-albi.fr/