ニースの暴走トラックテロ、18日喪明け
服喪明けの7月18日、ニースに集まる数千人の人々 セキュリティの穴、パリ祭の夜 7月14日23時少し前、ニースの海岸沿いのプロムナード・デ・ザングレに忽然と現れた19トントラックが暴走。恒例のキャトルズ・ジュイエの花火を見終わったばかりの人たちを2kmにわたって撥ね飛ばし、死者84人負傷者202人うち50人以上が命にかかわる重症を負う大きな犠牲を出した。
Le Zap、文化支援カット、冷夏、牛の憂鬱、テロetc.
「Le Quartier」現代アートセンター、閉鎖へ? 1990年に開館したブルターニュのカンペール市所在、現代アートセンター「Le Quartier、ル・カルチエ」は、バジェットの60%をカンペール市の援助金に頼っていたが、市長のリュドヴィック・ジョリヴェ(Ludovic Jolivet、右派共和党、2014年当選)が援助を全面停止すると発表した。援助が停止されれば、運営はたちまち成り行かなくなる。すでに市の援助停止への抗議行動が数週間行われ、文化大臣が応援に乗り出したりしたが、市はこれらを受け付けず。閉鎖は確実になる見込み。6月30日、最終の抗議行動へ。
フランス、シリアのイスラム国訓練キャンプを爆撃
テロを断ち切る? 2015年9月27日、フランスはシリア北東部に位置する町デリゾールを爆撃。同日午前中に仏当局は、イスラム国兵士たちの訓練キャンプを全滅させたと発表した。(フランス2TV、27日夜のニュース) 早朝6時30分、ヨルダンからフランス戦闘機ミラージュ6機、またアラブ・エミレイツから爆撃機ラファル6機が発進。各ラファルは4発のレーザー誘導ミサイルを搭載しており、うち5機がシリア北東部のデリゾールにあるイスラム国兵士ジハディストの訓練キャンプを爆撃し、これを全滅させたもよう。午前中に、マニュエル・ヴァルス首相が記者会見し、攻撃が成功したことをメディアに通達。ヴァルス首相は、「昨年から、フランスはイスラム国のテロ攻撃の脅威に晒され続けており、今回はフランスの防御のための軍事行動」と位置づけ、爆撃を正当化した。…
アクチュアリティ・日本
1月7日のシャルリ・エブド襲撃事件以来、ISISが日本人二人を含め多くの人質を殺害する映像をネット上に流し、一昨日はデンマークで再び「表現の自由」が標的になるテロが起きて、「テロ」の二文字で2015年が幕を開けたことは非常に悲しく、また将来に大きな暗雲と不安を募らせるものだ。もともとは2001年9.11のあと、アメリカが起こしたイラク戦争から今のISISの出現への流れがあるし、これまでアメリカや有志連合の空爆がイラクやアフガニスタンにむごたらしい被害を出し、一般市民の死者は数十万、あるいは数百万人にも上るといわれるほどの想像を絶する殺戮を行っていることを凝視しなければならないはずだろう。日本人の人質が惨殺される前の日本は、自国が中近東の殺戮に加担してはいなかったし、関係もなかった。これからも加担してはならないし、テロに火を注ぐ側に立ってはならない。こうした戦火を目の前にし、やりきれない日本の政治について、今日は二つほど武田邦彦さんの音声、そして、報道ステーションの取材による再生エネルギーを阻む政府、を聞く。(S.H.)