ジェンダーギャップ第4位のスエーデン、経済上昇率も強豪
世界経済フォーラム(The World Economic Forum)は例年各国の経済発展力を統計するグローバル競争力指数で、2016年スエーデンが世界第6位に躍進したと報告した。(グローバル競争力指数は、斬新さ、税金、テクノロジー、指導者層レベル、株式市場などを含む11のファクターで採点される。)
この20年スエーデンは、福祉国家へ向けて規制緩和や予算削減を行って経済再編成を行ってきた。また斬新なテクノロジーを備えたこの国は、例えば世界的によく知られたヴォルヴォ、エリクソン、IKEAやH&Mなどのブランドを抱える国でもある。女性の労働参画が非常に高い上、雇用レートも良好で、労働力市場は活発に機能している。技術革新についてもヨーロッパ連合は、人材形成やハイレベルの労働スキルを持つスエーデンをデンマーク、フィンランド、ドイツ、オランダに並ぶヨーロッパのトップクラスに挙げているのだ。
ジェンダーギャップ第4位のスエーデンは、ジェンダーギャップ率81%(男性100%に対し)で、議員、上級職員およびマネージャーなどの指導者層における重要職に就く女性が増加している。内閣では男女同数のパリテが守られるようになった。
さらにスエーデンは、汚職の低さででも186か国中、第4位(Transparency International’s latest Corruption Perceptions Index)。
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老いるのもスエーデンが最高
家族生活に緑の環境を提供し、産休は16ヶ月。女性にとって安全、報道は透明性が高い。スエーデンは、the Global Age Watch Indexで世界総合第3位にランクされていて、高齢者は、安全性(73%)、市民の自由(94%)、公共交通機関(65%)に満足している。生活に十分な収入を確保できる国としてもランクされており、年金受給率は100%。高齢者の貧困率は、5.3%で、他の地域より3% 低い。
ちなみに日本のジェンダーギャップ111位。フランスは18位。