J-8 、大統領選挙まで、あと8日:

4月22日に行われる大統領選挙に関する4月10,11日付け大統領候補10人の投票率世論調査(CSA)-…

François Hollande フランソワ・オーランド(社会党) 27%

Nicolas Sarkozy ニコラ・サルコジ(保守、現職大統領) 26%

Jean-Luc Mélenchon ジャン=リュック・メランション(元社会党、左派) 17%

Marine Le Pen マリーヌ・ルペン(フロンナショナル、極右) 15%

François Bayrou フランソワ・ベイルー(民主運動党、中道) 11%

Eva Joly エヴァ・ジョリィ(ユーロップ・エコロジー) 1.5%

Nicolas Dupont-Aignan ニコラ・デュポン=エニャン(DLR 立ち上がれ共和国党) 1%

Nathalie Arthaud ナタリー・アルトー(労働者闘争党、極左) <0.5%

Philippe Poutou フィリップ・プトゥ(無所属) <0.5%

Jacques Cheminade ジャック・シュミナード(連帯と進歩党) <0.5%

大統領決選投票、オーランド候補とサルコジ候補が第一選で選ばれた場合-

François Hollande フランソワ・オーランド(社会党) 57%

Nicolas Sarkozy ニコラ・サルコジ(保守、現職大統領) 43%

世論調査は調査機関によってパーセンテージが異なる。上記の結果が大統領選挙に本当に反映するかどうかはふたを開けてみなければわからない。第一選の4月22日はフランスのバカンス時期と重なって多数の棄権が予想されており、棄権率をどう減らすかが大きな鍵となっている。

セザンヌの「赤いチョッキを着た少年」みつかる:

スイス、チューリッヒの美術館で盗難にあったセザンヌの傑作「赤いチョッキを着た少年」が4年ぶりにセルビア共和国で発見された。スイスの美術館で盗難にあったのはセザンヌを含めたドガやゴッホなど9枚の絵画で、うちドガだけは盗難9日目にみつかっていた。「赤いチョッキを着た少年」の発見は、絵画盗難のシンジケートを追っていた警察による大捕り物のたまもので、作品は巧妙に乗用車のボンネットと内張りの布のあいだに隠されていおり、保存状態はまずまず。

過去、絵画盗難で著名なのは1990年のボストン美術館、2002年アムステルダム、そして2010年パリ市近代美術館など。こうした世界の盗難絵画でそのまま分からなくなってしまった絵画の数はおよそ2600枚にのぼるという。ちなみに「赤いチョッキを着た少年」は時価7500万ユーロと推定されているが、盗難後この作品はいちど300万ユーロで売却されたらしい。

ラスコーの洞窟壁画、カビの被害深刻-

ドルドーニュ地方にある18000年前(先史時代)のラスコーの洞窟壁画が黴(カビ)の侵食で深刻な危機に瀕している。数年前、洞窟内の湿気などを取り除くためにエアコンディショナーを設置したが、その後白カビが繁殖しはじめた。この白黴を取り除くために用いた洗浄剤が黒カビを繁殖させる結果となり、現在手の打ちようがなくなったという。「近代技術(エアコンディショナーのこと)で保護しようとしたのが裏目に出てしまった。ほんとうは何もしないほうが良かった」と悔やむ専門家。何でも自然のままが一番。

新たな日本の地震と津波の危惧

スマトラ沖の地震で日本が震撼としている。2011年3月11日の地震は広島原爆の8000倍の威力で日本列島を地質的に歪め、次の地震へのエネルギーを溜める結果となってしまった。日本の専門家によると東海、四国沖地震の懸念が強まり、たとえば四国沖地震が発生すれば昨年の3.11のときのような35mの高さに達する津波の危険があるという。「昨年のような地震や津波が関東や四国沖で起きた場合、東京の一億3千万人を非難させなければならなくなる可能性がありますが、大変なことですね」とフランスの地震研究家。

(フランス2TV)