アクチュアリティ・Le Zap
[ヴァール県を中心に、大雨洪水] 先月および1月上旬のブルターニュの洪水に引き続き、今度はフランス南東部で大雨による洪水。冠水した町では停電、電話の不通で日常生活が一転。突然の水位の上昇で、地下室にいた70歳の男性が死亡。船を出していた女性が一人行方不明。水位の高い地区ではヘリコプターが住人を救助し、避難所へ搬送するなど、雨の中で消防士の活動が続いている。アルプ・マリティームでは水を含んで緩んだ崖が地崩れ。傾斜に林立した家が崩落の危険に瀕し、住民が避難した。南東部地方では、今夜も降雨が続き、山間では1mの降雪、平地や沿岸部で20mmから50mmの降水が見込まれている。 [PSA、中国に資本援助を求める?]
アクチュアリティ・ 経済 Zapping
フランスとヨーロッパのニュースから [重税国フランス] フランソワ・オーランドはきのう、フランス企業300あまりの管理者と会見した。フランスはヨーロッパ最大の重税国で、企業の収入に対する課税は36.1%。ドイツの29.8%、ブルガリアの10%と大きな開き。また企業の収益に対する課税はフランスが33%、ドイツは15%となっている。すでにヨーロッパで一番課税率の重いフランスは今年、更なる課税による60億ユーロの収入を見込んでおり、政府は企業の理解を求めている。 [失業率、最大] ユーロ圏での失業率は12.1%、約1900万人が失業していることが明らかになった。過去最大。ヨーロッパ連合に範囲を広げると、失業者の数は2650万人となる。最悪は、ギリシャの27.2%で、景気を持ちこたえているドイツの5.4%と大きな開きを見せている。 フランスは、先月の10.8%から11%へ上昇し悪化の一途。フランスの失業率の過去最悪は1997年で、それに次ぐ状況となった。 ユーロ圏では、若年齢層の失業率が高く、3月の段階で平均24%が失業。やはり最悪はギリシャで59.1%、イタリアは38.4%、ポルトガル38.3%の順となっている。…