カランボラージュ展とレヴィ・ストロース
カランボラージュ展 Carambolages 2016年7月4日まで、グランパレで。 ジャン=ユーベール・マルタンの企画による展覧会「Carambolages」展が現在グランパレ国立ギャラリーで開催されている。「ゲームのルールは、自分の目だけに頼って展覧会を見ること」という企画者の但し書きから始まる展覧会は、紀元前エトルリア彫刻からヴィム・デルヴォワなどの現代アートまで185点を集めたものだ。 ほかの通常の展覧会が見せるような、時系列的な並べ方やメッセージ性、意味や物語をつくりあげる図像学、あるいは地域や異文化などのカテゴリーでくくるといったスタンダードな美術展のありように背を向け、旧来の知識や批評から離れて、ここでは目で受け止めるものを確認しょうではないか…