人間の自然破壊で、野生生物が3分の1に
科学者の警告 人間の破壊による野生生物の「壊滅的な衰退」 … BBC Sciences & Nature – September 10, 2020 WWF(世界自然保護基金 World Wide Fund for Nature、略称 WWF)の報告によると、野生生物の個体数がこの50年で3分の2以上減少したと言う。報告書は、この「壊滅的な衰退」が減速する兆候がないとし、自然が今までにない速度で人間によって破壊されていると警告する。 WWFのチーフ、タニア・スティール氏は、私たちが森林を焼き、海を乱獲し、いたるところで自然破壊をしている現在、「野生生物は歯止めなく壊滅へ向かっている」と言う。「私たちは、自分自身の健康や安全とともに、自分らが生存していく家である地球を破壊しているのです。自然は今、私たちに最後のSOSを送っていて、もういくらも時間がない。」 数字は何を示しているか? WWFの報告書は、世界中の何千もの多種にわたる野生生物の生息地保護に関する科学者たちの観測を投影したものだ。 集計によると、1970年以来、哺乳類、鳥類、両生類、爬虫類、魚類の 2万種が、平均して 68%減少した。
脊椎動物の消滅、危機的状態
42年で、脊椎動物が58%減少 2016年10月27日、WWF(World Wildlife Fund)が発表した「生きている地球レポート2016」によると、1970年から2012年の42年の間で、地球上の脊椎動物の減少が全体の58%に及んでいることがわかった。この生物消滅の速度は、恐竜の消滅以来の重大さ、と専門家が警告する。(フランス2TV、BFMTV、ル・モンド電子版、WWF)