フランス、内閣改造
法務大臣クリスチアーヌ・トビラの辞任から時間の問題とされていた内閣改造が2月11日、発表の運びとなった。 まずは、外務大臣ローラン・ファビウスの離職が11日最初に報道され、その代わりに外務大臣に元首相のジャン=マルク・エローが就いた。ローラン・ファビウスは憲法評議会の議長へ就任。内閣改造で特記すべきは、エコロジストが3人入閣したことで、エマニュエル・コスが住宅大臣(2014年にエコロジストのセシル・デュフロがこの職にあった)に就いたことだ。セシル・デュフロは当時、マニュエル・ヴァルス内閣とそりが合わず、エコロジストはデュフロの辞任を契機に政権への参画をしないと宣言しており、これら3人のエコロジストの入閣は、緑の党をあからさまに内部分裂へ導く恐れがある。実際緑の党は、入閣を受け入れた3人に、緑の党を代表することをやめるよう忠告するなどし、コス新住宅大臣は即座にこれを受けて、緑の党から一歩退くことを公表した。
ユーロ新世代、アクチュアリティZapping
・ユーロの新世代!? ― 新しいユーロ札が印刷されることになった。ギリシャ彫刻の女性の頭部が入り、何よりも偽札を作りにくい。現在ヨーロッパには150億ユーロ分のユーロ札が出回っているが、うち、偽札は70万枚近くあると推測されている。そのうちフランスに出回っているのは40%。2011年6月段階で最悪の35万枚の偽札が発見された。スーパーマケットなどそれぞれ独自に偽札対策を行っているが追いつかない。主に偽札対策を主眼に作られる新しいユーロ札。すでに5ユーロ札は出荷態勢で、近々出回る予定だ。
アクチュアリティ・日本 日本の緑の党、福島の子供に甲状腺がん見つかる
[大阪毎日放送の「たね蒔きジャーナル」9月11日放送の完全版。53分] [ようやく日本の緑の党発足!] ・沖縄の怒り満面の号外「オスプレイ拒否」。日本政府がオスプレイの安全性を確保する、という陳腐。オスプレイは日本の上空を7航路自在に飛び回るという。 ・岩手、福島、宮城、3県で予定されていた避難者の仮設住宅建設は2万7千戸。震災から1年半を迎えた今日、建設された仮設住宅はたったの12戸しかない。着工されているのは216戸だというが、とてもとても、34万人という避難者を救済するまでには至らない。仮設住宅にも入れずに大変な生活を強いられ続けているこれらの避難者たちはどうなるのか。政府の「無為」が浮き彫り。 ・南相馬の非難区域解除。下水はおろか水道も通っておらず、人間生活が営めない地域の現実。瓦礫は未処理のまま、公共インフラは破壊されたままの町の避難区域解除の無意味。…