・ユーロの新世代!? ―

新しいユーロ札が印刷されることになった。ギリシャ彫刻の女性の頭部が入り、何よりも偽札を作りにくい。現在ヨーロッパには150億ユーロ分のユーロ札が出回っているが、うち、偽札は70万枚近くあると推測されている。そのうちフランスに出回っているのは40%。2011年6月段階で最悪の35万枚の偽札が発見された。スーパーマケットなどそれぞれ独自に偽札対策を行っているが追いつかない。主に偽札対策を主眼に作られる新しいユーロ札。すでに5ユーロ札は出荷態勢で、近々出回る予定だ。

・減塩しよう

男性は一日8グラム、女性は6.5グラムが理想の塩分摂取量とされている。現実にはフランスは、平均男性が10グラム、女性は8グラムの塩分を摂っているというアンケート結果が出た。塩分の摂りすぎは、心臓疾患や血管障害を招くだけではなく、胃がん、また骨にカルシウムがつきにくくなるなどの悪影響を及ぼす。特に外食、パン、チーズなどに多く含まれる塩分には気をつけたい。

・セーヌ・サン・ドニ県のセヴラン市市長、ストライキ

国民議会の窓下にキャンプを張って、セーヌ・サン・ドニ県(イル・ド・フランス)のセヴラン市市長ステファン・ガティニョンがストライキを始めた。というのも失業率20%のセヴラン市の財政は悪化の一途を辿り、赤字の穴埋めにする借金の金利が雪だるま式に大きくなっており、市の財政破綻が目の前だからだ。破綻から市を救うには400から500万ユーロが必要という。市長は、近々開かれる国民議会での地域財政会議に向けて、セヴラン市の危急を訴え、国の援助を求める。ステファン・ガティニョン市長は緑の党で、同党のノエル・マメールや内務大臣のマニュエル・ヴァルスなどが支持しているという。

・ミシェル・オバマの大きな役割

アメリカ大統領選でバラク・オバマが再選されたのは周知のとおりだ。その勝利に、ファーストレディのミシェル・オバマの大きな功績がある。23年前に出会って1992年に結婚。大統領選でテレビ出演を重ねて人気を獲得するなどし、その人柄にはアメリカ人の70%が好ましいとしているという。大統領再選の勝利演説でも「ミシェルがいなければここまでこれなかった。ミシェルをこれ以上愛していると思ったことはない」と賞賛。その外交ぶりは、過去の例(ヒラリー・クリントンのこと)を見るように、将来政治の舞台へ飛躍して、その手腕を国際舞台で発揮することになるのではないだろうか。例えば、「外務大臣」などで?!

・クリスマスのプレゼントはメイド・イン・フランス?

いよいよ近づくクリスマス。フランス人はプレゼント用の品物が、フランス製かどうか気にしているか? 実際の買い物になると、ほとんどの人々が生産地に注意を払っていない。インターネットなどで手作りのフランス製のおもちゃを探す向きもなきにしもあらずだが、これはほんの一部。

(フランス2TV、土日のニュースから)