[大阪毎日放送の「たね蒔きジャーナル」9月11日放送の完全版。53分]

[ようやく日本の緑の党発足!]

・沖縄の怒り満面の号外「オスプレイ拒否」。日本政府がオスプレイの安全性を確保する、という陳腐。オスプレイは日本の上空を7航路自在に飛び回るという。

・岩手、福島、宮城、3県で予定されていた避難者の仮設住宅建設は2万7千戸。震災から1年半を迎えた今日、建設された仮設住宅はたったの12戸しかない。着工されているのは216戸だというが、とてもとても、34万人という避難者を救済するまでには至らない。仮設住宅にも入れずに大変な生活を強いられ続けているこれらの避難者たちはどうなるのか。政府の「無為」が浮き彫り。

・南相馬の非難区域解除。下水はおろか水道も通っておらず、人間生活が営めない地域の現実。瓦礫は未処理のまま、公共インフラは破壊されたままの町の避難区域解除の無意味。…

・福島県でおこなわれている子供の甲状腺検査で、甲状腺がんの子供が一人発見された。当局は、「チェルノブイリでは4年経ってはじめて子供の甲状腺がんが表れているので、福島原発事故との因果関係は低い」と公表。しかし、子供の甲状腺がんは、通常100万人に一人と大変稀。しかもこの3月末までに検査をした38,000人のうち13600人に甲状腺にしこりなどの異常が見つかっている。

・原子力規制委員会を首相の権限で任命発足させるという。福島原発事故の大きな反省と責任を基礎に厳しく安全を確立する委員会の発足を国民は願っていたはずだが、土壇場になって原子力ムラに大きく寄与する田中氏を中心とした人選が、国会を通らず、首相が特別権力を行使してひとりで任命、発足させるという。脱原発、再稼動取り下げ、そして原子力規制委員会の人選への反対運動が国民のみならず、民主党のあいだからも繰り広げられているときに、はたしてこの首相の行為はどのように解釈すべきか。

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たね蒔きジャーナル9月11日、毎日新聞の「ほっと兵庫」編集長、平野幸夫氏の解説で。

以下、たねまきジャーナル2012年9月11日のコメントコピー:

2012年09月11日【火】Radio News たね蒔きジャーナル
☢甲状腺がん:検査で子ども1人確認 原発事故と関係否定
http://bit.ly/U69WC8
http://bit.ly/U6ad88
http://bit.ly/U6ahoq

25:25 維新の会 公開討論会から見えたものとは?
今週日曜日、大阪市内で行われた維新の会の公開討論会。7人の議員を集め約5時間に渡り議論がなされました。そこで話し合われた内容とは?またそれを受けての政界の反応は­?
・・・等々、話題を集めた討論会の詳細を、現場で取材した神崎記者がリポートします。

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現在MBSラジオたね蒔きジャーナルの番組存続が危ぶまれています。
【 小さな出来事、ニュースの『たね』を見逃しません、伝えます 】
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◆小出裕章(京大原子炉実験所助教) 「たね蒔きジャーナル」存続呼びかけ
http://youtu.be/qtd0LC-TGYw

 

日本の緑の党発足。ようやく!!

ヨーロッパでは政治の中枢にも参画している緑の党。ようやく福島原発事故を受けて日本でも発足した。日本の緑の党はいかに。

きょうの特集ゲストは、
7月末に発足した「緑の党」共同代表のひとり、
京都市在住の長谷川羽衣子さんです。
緑の党は、ヨーロッパでの歴史が長く、
ドイツやフランスでは連立政権に参加した時期もありますが、
日本では政治にどんな影響を与えていくのでしょうか。
「近いうち」に行われる衆議院選挙では、どう闘うのでしょうか。
リスナーのみなさん、日本の「緑の党」について
ご意見・質問をお寄せください。
京大原子炉実験所の小出裕章さんには、
福島第一原発2号機が放出した大量の放射性物質の話や、
食品に放射線を照射して殺菌することの是非などについて聞きます。