サーレワーク・ゼウデ、エチオピアの初の女性大統領に
2018年と2017年の少し古い話になるが、二つの国の二人の女性が世界の首脳に加わった。 エチオピア初の女性大統領と女性の権利 2018年秋、エチオピア国会は、サーレワーク・ゼウデを初の女性大統領に選出。外交官として豊富な経験を持つサーレワーク・ゼウデは、アフリカで唯一の女性国家元首となった。女性大統領が誕生したのは、首相のアビイ・アーメドが、閣僚の半数に女性を任命した1週間後のことである。就任誓約の後サーレワーク大統領は、エチオピアにおける男女平等を実現するために精勤することを約束した。議会議員に向けては、「平和のない世界に苦しむ母の名において、皆さんに直ちに平和のために立ち上がっていただくようお願いします」と、平和を推進することを誓った。
文化にパリテを
フランス文化大臣フランソワーズ・ニセンは2018年2月7日、これから4年をかけて2022年(マクロン大統領の任期満了時)を目処に、文化政治及び指導的立場に就く男女のパリテを目指して人数の差を無くし、給料格差を是正していく方針を明らかにした。 「男女平等オプセルヴァトワール」調査よれば、「現代アート基金に収められている作品の4人のうち一人が女性アーティスト。映画監督の4人のうち一人が女性監督。公立劇場で上演されるプログラムの3分の1が女性。国立ダンス・センターの19人のディレクターのうち、女性は3人」という。「仕方がないというような受動的な状況から抜け出して、積極的にクォータ制を打ち出し、数字的な目標を打ち立てるべき。文化のセクターはアヴァンギャルドであるべきです」とニセン文化相。
アクチュアリティ、寒波、女性高官の増加法案可決
ヨーロッパの寒波、二週間目に入る - ヨーロッパの寒波は東欧を中心に540人以上の犠牲者を出した。フランスでは1985年以来の寒波となり、極力ブラックアウトを避けようと数日にわたり電気の節約が呼びかけられていたが、とうとうきのう19時段階で電気消費量が10万5百メガワットを記録したためEDF電気会社が警戒態勢に入った。きょうは、ジュラのサン・ピエールで-28℃まで下がり、全国53県に注意報発令。寒さによる交通の便の悪化、および収穫の激減により、生鮮食品、特に野菜の40%から60%の値上がりがめだち家計にも影響が出始めた。この寒さは週末まで続くもよう。 女性高官の割合を増加する法案通過 - 現在フランスは、公務員のうちの60%を女性が占めているが、機構幹部職や大使などへの女性の起用は、わずか全体の10%にとどまっている(男性が90%)。こうした高官抜擢に関する男女比率の大きな不均等を解消するため、女性の割合を、2013年に20%、2015年30%、2018年に40%へと徐々にかつ意識的に引き上げていく法案がかけられていたが、きょう全会一致でこの法案が国民議会を通過した。…