飛躍するフランスの軍需産業
オーストラリアから潜水艦12隻の受注 オーストラリアの首相が4月26日、ドイツと日本を退けて、フランスがオーストラリアの潜水艦12隻の受注を勝ち取ったと発表した。その総工費、340億ユーロ(約4兆円)。オランド仏大統領は、これを「フランスが世界の競争に勝ち抜いていけるだけの力を保持していることのしるし」として、勝利したDCNSグループを賞賛した。 潜水艦の名前は「バラクーダ」。全長97m、乗員60人を収容できる。推進力はディーゼルで超高感度ソーナーによりエンジンの音が検知されないのが大きな特徴だ。
フランス、シリアのイスラム国訓練キャンプを爆撃
テロを断ち切る? 2015年9月27日、フランスはシリア北東部に位置する町デリゾールを爆撃。同日午前中に仏当局は、イスラム国兵士たちの訓練キャンプを全滅させたと発表した。(フランス2TV、27日夜のニュース) 早朝6時30分、ヨルダンからフランス戦闘機ミラージュ6機、またアラブ・エミレイツから爆撃機ラファル6機が発進。各ラファルは4発のレーザー誘導ミサイルを搭載しており、うち5機がシリア北東部のデリゾールにあるイスラム国兵士ジハディストの訓練キャンプを爆撃し、これを全滅させたもよう。午前中に、マニュエル・ヴァルス首相が記者会見し、攻撃が成功したことをメディアに通達。ヴァルス首相は、「昨年から、フランスはイスラム国のテロ攻撃の脅威に晒され続けており、今回はフランスの防御のための軍事行動」と位置づけ、爆撃を正当化した。…