フランスから―環境とアートのブログ

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今年も展示続行の作品、10月上旬まで開催

今年も展示続行の作品、10月上旬まで開催

今年も数点の私の作品がジュミエージュとフィニステールのトレバレーズで観覧できます。 以下の二箇所は、年中オープンで10月上旬まで。
Eau en boule のいろいろ

Eau en boule のいろいろ

インスタレーション、オー・アン・ブル 2014年展覧会開催中    
展覧会、ウォーター・フットプリント

展覧会、ウォーター・フットプリント

平川滋子、ウォーター・フットプリント展、 フランス、フィニステール県トレバレーズ領で2014年10月13日まで。 プロジェクトのページへ… オフィシャルサイト、今の展覧会へ
プロジェクト「ウォーター・フットプリント」

プロジェクト「ウォーター・フットプリント」

[プロジェクト「ウォーター・フットプリント」] 構想は2012年。実現は2014年4月、フランス、フィニステール県トレヴァレーズ領での企画展「アーティストの視線」。 展覧会「Regard d’artiste」: トレヴァレーズ領の企画展覧会(アーティスト二人の作品プロフィール): - Shigeko Hirakawa : Water Footprint Project - François Méchain : Perspectives Domaine de Trévarez, Saint Goazec, France 会期:2014年4月12日から10月13日まで、毎日開館。 企画:フィニステール県、EPCC Chemins du patrimoine en Finistère サイト:http://www.cdp29.fr/fr/agenda/view/151/shigeko-hirakawa/  Trévarez: トレヴァレーズ領、便利インフォメーション    平川滋子、プロジェクト「ウォーターフットプリント」の内容と展示作品: インスタレーション「ウォーター・フットプリント」(55トンの水の上を歩く) パフォーマンス「水を追いかける」(1800トンの水を染めて放水) インスタレーション「オー・アン・ブル」 パフォーマンス「水を追いかける」の実施日: ・Festival of Rhododendron, 5月10,11日 ・Rendezvous in the Gardens, 5月31日、6月1日 ・ヨーロッパ遺産の日,9月20、 21日 インスタレーション「ウォーター・フットプリント」(55トンの水の上を歩く)Photo:S.H.   「ウォーター・フットプリント」とは? おおまかにいうと家庭や農業、産業その他で利用されて消費され人間や地域に必要な水の総量のことをさす。
インスタレーション「オー・アン・ブル」

インスタレーション「オー・アン・ブル」

ビデオで紹介:インスタレーション「オー・アン・ブル」: 新作、オー・アン・ブルは、Eau(水)がBoule(球状)になったという意味なのだが、アン・ブル(en boule)で「怒った」という意味にもなるので、「怒った水」という解釈も可能だ。アイデアを思いついたのは2010年あたりだったのだが、トレバレーズでの企画でようやく今年実現に至った。 19世紀に地域のブルジョワの手で建てられたトレバレーズの城は、水洗や電気などの当時の最先端技術をふんだんに利用しかつ周到に完備した城であった。第二次世界大戦中、ドイツ軍が進攻してこの城を拠点としたため、イギリス空軍に爆撃され、城の半分が破壊されるという悲劇にあった。英国空軍は二機の飛行機で城を爆撃する際、カメラを回して爆弾投下の様子を映像に収めている。領地の管理をするフィニステール県は破壊された城の修復を続けており、スレートの屋根の修理はほとんど完了。城の内部をが少しずつ一般公開されると同時に、昔の資料も見られるようになってきた。70年前に城を破壊した英国空軍の爆撃映像は、城の一階で常時放映中だ。 私の作品はこの大雨の中、世界の水不足が近い将来やってくることを示唆した、エコロジーのプロジェクトだ。タイトルは「ウォーター・フットプリント」プロジェクト。オー・アン・ブルは怒った水、のほうが意に適っているかもしれない。(S.H. つづく)