ケブランリー美術館からパレ・ド・トーキョーへ
ケブランリー美術館 パリ郊外線RERC線のポン・ド・ラルマ駅。エッフェル塔に抱き込まれるように建てられた細長いケブランリー美術館で現在、開館10周年記念展が行われている。 フランスの脱植民地化への時代の流れとともに、西欧やフランスからは植民地の民芸として紹介されてきた第三世界の作品たちが西欧諸国の芸術と同列に肩を並べるよう、芸術の平等への思い入れを込めて創られたケブランリー美術館創設への動きが、ジャック・シラク元大統領の足跡とともに時系列で示されている。 ケブランリー美術館10年展、展示パネルの一つから「2002年」 「ヒューマニズムとしての芸術文化、
アクチュアリティ
パリ、テロ警戒態勢、赤レベル - 先週水木曜のイスラム系マグレブ人女性の「カミカゼ」によるメトロやエッフェッル塔爆破予告(未遂)以来、パリを中心にフランスはテロ厳重警戒態勢に入った。交通機関や空港はもちろんのこと官庁やモスケその他、人の集まる場所を集中的に警戒する方針。 数日前、ナイジェリアでプルトニウム発掘工場関係のフランス人5人とアフリカ人2人が誘拐された。アルカイダが広範囲に潜伏する地域だけに人質の安否が気遣われており、パリのテロ脅威との関係が捜査されている。