更新:2014年5月23日:
・140516 報道するラジオ「集団的自衛権 安倍首相会見を斬る!」

[ビデオ・コメント]
Ajoutée le 16 mai 2014
「集団的自衛権 安倍首相会見を斬る!」安倍首相が昨夜、会見し、集団的自衛権行使容認へ、一歩踏み出­しました。
パネルを使い、「子どもや孫の命を守る」ことを強調。
海外在住邦人を乗せた米艦船の防護や、駆けつけ警護ができなくていいのか、と国民に語­りかけました。
今夜は、軍事ジャーナリストの前田哲男さんと電話をつないで、首相会見で語られた事例­を検証し、集団的自衛権行使容認が日本に何をもたらすのか、じっくり考えます。
※『報道するラジオ』のホームページ

http://www.mbs1179.com/hou/

・5月9日(金)放送分 「尖閣諸島の実情を地元に聞く」


[ビデオ・コメント]
来週、集団的自衛権行使容認に向けて大きく舵をきる動きがあります。
安倍総理の私的諮問機関が報告書を提出し、それを受け政府は「政府方針」を示します。
これまでの日本の国家観や歴史観を一変させる動きです。
日本がどうあるべきか?
平和をどう実現していくのか?
海外の国々とどうつきあっていくのか?
国民がじっくり考える必要があります。
その考える材料の一つなればというのが、きょうの企画です。
集団的自衛権行使容認の理由に
政府は、尖閣諸島をめぐり中国の脅威が増していることをあげています。
その尖閣の実情はどのようなものなのでしょうか?
尖閣諸島を生活の場としている沖縄県でも八重山諸島の人達に話を聞きます。
1人は、元石垣市教育委員会文化課長で、八重山諸島の歴史を調べている
大田静男さん。
もう1人は、2010年まで16年間石垣市長を努めた医師の大浜長照さんです。

・20140517 R/F #071「小出裕章ジャーナル」【建設差止め訴訟に揺れる大間原発】

[ビデオ・コメント]
Ajoutée le 17 mai 2014
~第71回小出裕章ジャーナル~
建設差止め訴訟に揺れる大間原発「フルMOX。つまりプルトニウムをひたすら燃やすた­めという目的のために造られた原子炉です」
小出ジャーナル文字起こし全文はこちら

http://www.rafjp.org/koidejournal/no71/

・【重要】 福島の鼻血問題について (1) / 武田 邦彦 ( 中部大学教授 ) ※ 「美味しんぼ」福島鼻血問題

[ビデオ・コメント]
※ 「美味しんぼ」で風評被害助長のおそれ 県が抗議を検討(福島14/05/09)
→ [ http://t.co/xDssVSeFIB ]

・ ショート論評 「鼻血」問題に見る日本人の魂の喪失
2014/05/12 [ http://youtu.be/4uFEmHfluG8 ]
 
(以下転載)
 
あるマンガに福島の被曝地帯で鼻血が多かったという内容があり、これに対して、ことも­­­あろうに大臣が「不快だ」と言い、地元が「差別」と言って、漫画の作者を非難した­。­ま­さに現代の社会「悪者が良い人をバッシングする」という典型例である。
 
まず第一に、軽度の被曝によって鼻血がでたのは事実であり、小学校でも記録されている­­­。原発事故直後、子供も大人も鼻血で悩まされた。50歳の男性が今まで人生で一度­も­鼻­血を出さなかったのが、大量の鼻血が突然出たのでびっくりした人など、枚挙に­いと­まが­ない。
 
これは、重度の被曝で骨髄に損傷を受けて出血するのとは原因も現象も違う。それなのに­­­、御用学者は事実を認めずに、インチキを言ってごまかそうとしている(専門家は軽­度­の­被曝の鼻血と、重度の被曝の鼻血の差を知っているのに、知らないような説明を­して­いる­)。
 
第二に、漫画に登場した「鼻血がでた」と言っている前町長は、「実際、鼻血が出る人の­­­話を多く聞いている。私自身、毎日鼻血が出て、特に朝がひどい。発言の撤回はあり­え­な­い」と言っている。またさらに石原伸晃環境相がマンガに不快感を示したことに­つい­て「­なぜあの大臣が私の体についてうんぬんできるのか」と厳しい。
 
それよりも何よりも、福島原発事故が起こり、汚染状態も時々刻々と変化しているはずだ­­­し、森林の状態がどうなっているかも気がかりだ。田畑の汚染、セシウムの沈下速度­、­ス­トロンチウムの存在、セシウムの再飛散など、私たちが子供や自分自身の健康を­守る­ため­にどうしても必要なデータである。
 
さらに農作物、加工品、魚貝類、乳製品などの汚染や、海で潮干狩りをしたり、海水浴を­­­したりする危険性、はるか遠くの海やハワイなどをどのぐらい汚染したか、どれをと­っ­て­も大切なことだ。
 
私は事故直後から、起こってしまったことは仕方がないが、原子力関係者は深く反省して­­­、国民が必要なデータを力を合わせて発表していきたいと呼びかけたが、むしろ今回­の­鼻­血のように、「隠す方向」=「野蛮な社会」へと進んでいる。税金で研究してい­る国­立環­境研究所などはいったい何をしているのか?
 
もし、隠さなければならないほど原発や被曝が怖いなら、原発の再開などありうるはずも­­­ない。「風評」の専門家は「風評が起きるのはデータ不足から」と言っているが、風­評­を­作り出しているのは、政府、環境省、自治体、そしてマスコミであり、国民は情­報が­提供­されれば正しく冷静に判断するだろう。
 
今回の鼻血の件も「悪人が善人をバッシングする」と言う現代日本の悪弊が表面化した一­­­つの例になった。今、甲状腺がんは100倍とされ、思春期の子供の急性白血病が増­加­し­ていること、二本松市の死亡者数が20%以上も増大していることなど、日本人­とし­て関­心を持たざるを得ないことが起こっている。
 
私たちは何のために政府を雇い、国立研究機関にお金を出しているのか。データを出す必­­­要がないというなら、なぜないのかについて誠意をもって説明してもらいたい。
 
平成26年5月10日 / 武田 邦彦