・「ヨーロッパ文化首都 Capitale européenne de la culture」政策化の由来:

1983年当時、ギリシャの文化大臣であったメリナ・メルクーリは、ヨーロッパ共同体が、文化を経済ほど重んじずにいることへ言及し、文化プロジェクトを経済同様もっと振興すべきとして、ヨーロッパ共同体に参加する国々の文化プロジェクト推進を目的に「ヨーロッパ文化都市 la ville européenne de la culture」構想を、EUに提言した。メルクーリの提言は、フランスの文化大臣ジャック・ラングが支持し、1985年第一回目の「ヨーロッパ文化都市」がアテネで開催された。こうして毎年、ヨーロッパ連合加盟国の都市を選考してその都市や国の文化の豊かさや多様性を一年にわたってヨーロッパへ表明することで、それぞれの地域振興に役立てることを主眼にした文化事業が出発した。…

1999年、ドイツでの開催時に際し、「ヨーロッパ文化首都 La capitale européenne de la culture」と改称。はじめは各国の首都など、文字通り欧州を文化面で代表する都市が選ばれることが多かったが、2004年のヨーロッパ委員会の調査で、「ヨーロッパ文化首都」が文化的進展と町の変貌へ大きく寄与していることが分かり、知名度が低く経済が低迷した周辺都市などへの、文化振興、都市改築、イメージチェンジや経済効果を視野に入れた都市選びがなされるようになった。

・ヨーロッパ委員会公式サイトに載せられた「ヨーロッパ文化首都の目的」:

英語サイト (お勧め:内蔵ビデオ)

The European Capitals of Culture initiative was set up to:

  • highlight the richness and diversity of European cultures ヨーロッパ文化の豊かさと多様さに光を当てる
  • celebrate the cultural ties that link Europeans together ヨーロッパを結ぶ文化の賞賛
  • bring people from different European countries into contact with each other’s culture and promote mutual understanding 異なったヨーロッパ文化の人たちを結びつけお互いの理解を高める
  • foster a feeling of European citizenship. ヨーロッパ市民の意識を高揚する

In addition, studies have shown that the event is a valuable opportunity to:

  • regenerate cities 都市の活性化
  • raise their international profile and enhance their image in the eyes of their own inhabitants 国際的なプロフィールを浮き彫りにし、市民にイメージアップの自覚を覚醒
  • give new vitality to their cultural life 文化生活へ新しい命を吹き込む
  • raise their international profile, boost tourism  and enhance their image in the eyes of their own inhabitants.

文化首都に選ばれるためには、欧州全体の文化の特徴を備えた文化プログラムを計画し、都市の市民ぐるみの参加が不可欠とされる。選ばれるイベントのテーマや芸術家や運営者は、欧州各国から集まったものでなくてはならず、編み出されたプログラムはその都市の文化、経済、社会発展に長期的な展望を持った継続的な効果のあるものが期待されている。

 

・「ヨーロッパ文化首都」に選ばれた欧州の都市リスト:

 

 

未定の都市