2003年の忌まわしい過ち(猛暑で数千人が死亡し国の対応の遅れに非難が募った)を繰り返さないように、昨日から社会福祉健康大臣のマリソル・トゥーレーヌが病院や養老施設などに、メディアを利用して猛暑対策を促した。あちこち空調を設備するなどの配慮がなされ始めてはいるが、特に病院や養護施設など、また自宅にこもるお年寄りや乳幼児に、努めて水の補給をするように呼びかけている。
8月18日土曜の今日は、ノルマンディーやクレルモンフェラン、アンドルなどを含め全国7つの町で摂氏40度を超えた。アンドル地域では最高の42度。パリはちなみに38.4度で、観光客などがトロカデロの噴水に体ごと浸かるなどし暑さに大はしゃぎ。あすは、全国30県以上に気温上昇で注意報発令。この暑さは来週水曜日まで続く予定で、熱中症や脱水症にならないようにTVなどが呼びかけ続けている。(BFMTV, TF1TV)
リヨン市では、予め登録したお年寄りに社会福祉課が一軒一軒電話をして、健康状態を確認した。元気にしているという返事があっても声の調子で状況判断を欠かさず、また電話が通じない場合は隣人へ連絡をして状況を調べるなどし、念を入れて必ず本人確認をしてチェックをしていく。…また、隣人のいない隔離した場所に住んでいるお年寄りには市警察が訪問してようすをみるなど、猛暑への警戒を強めている。ちなみにリヨン市の社会福祉課に登録しているお年寄りの数は4万5千人。19日日曜は、パリ、ランス、リヨン、メスで39度、クレルモンフェランなどで40度となる。(フランス2TV)
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