今年創設20周年を迎えたパリのユダヤ芸術歴史博物館で、ジグムント・フロイド展が行われている。社会学から神経医学、そうして精神分析へ。アンドレ・ブルトンやルネ・マグリットなどシュールレアリズムへの強い影響が伝わる。ミケランジェロのモーゼ(石膏のレプリカ)とアメリカ近代絵画を拓いたマーク・ロスコで終わる展覧会のセノグラフィーはフロイドとフロイドの時代を芸術運動を背景に描き出して豊かだ。

ジグムント・フロイド展 photo: Shigeko Hirakawa

ジグムント・フロイド展 photo: Shigeko Hirakawa

ルネ・マグリットとキリコ ジグムント・フロイド展 photo: Shigeko Hirakawa

ジグムント・フロイド展 photo: Shigeko Hirakawa

ジグムント・フロイド展 モーゼ像とマーク・ロスコの絵 photo: Shigeko Hirakawa

 

ユダヤ芸術歴史博物館 https://www.mahj.org/fr

フロイド展の内容 https://www.mahj.org/fr/programme/sigmund-freud-du-regard-a-l-ecoute-74419

「Sigmund Freud.Du regard à l’écoute」展、2018年10月10日から2019年2月10日まで。

Commissariat : Jean Clair, Académie française

Conseil scientifique : Laura Bossi, Laboratoire Sphère – Université Paris Diderot et Philippe Comar, ENSBA
Coordination : Virginie Michel, assistée de Camille Filaferro, mahJ