2001年9月から11月まで、フランス、マラコフ市立メゾン・デ・ザール現代アートセンター企画コミッション、平川滋子個展「追われる水」の作品写真集

水(自然の中の水と人間活動の原初的な接点をほぐす)をテーマにした展覧会。フリュオレセインを水道局で発見した1992年から9年後。水をコントロールするために作られた人工染料をめぐって、インスタレーションを展開した。

Exposition personnelle “eau suivie”,
Maison des arts, art contemporain, de Malakoff, France

追われる水展、Shigeko Hirakawa

服従した水 2001 credit: Shigeko Hirakawa

「服従した水」は色をつけられて自然から切り離された水のこと。フリュオレセイン(蛍光染料)は白を黄色に、黒を緑に見せる。「自分の色」は周辺の環境の変化によって見え方が異なることを教えてくれる。

服従した水 Shigeko Hirakawa

服従した水 インスタレーション Copyright. Shigeko Hirakawa

水ー天 インスタレーション Copyright. Shigeko Hirakawa

水ー天 インスタレーション

「水ー天」は、会場の二階を利用したインスタレーション(180×180 cm&高さは270cmの天井までのエレメント14個)。水を利用できない現場でのインスタレーションは、日本の言葉「アメ」から概念をとった。古代、日本 人は、天も天から落ちてくる水も「アメ」と呼んだ。インスタレーションは、この二つの不可分なアメを象徴する漏斗型の天井から吊るされた布とアメが潤す植物から成り立っている。中国からの漢字の渡来で、アメは「雨」と「天」に分かれたが、現代も二つの意味を持って生き続けている。

水ー地下 インスタレーション Copyright. Shigeko Hirakawa

「水ー地下」。フリュオレセインが地下水の湧き出るところを知るために利用されたことから、地下の模様を現出し、色をつけた水にライトを照らし、エアポンプで泡を送り込んで水が沸き立つ状況を作った。天井には揺らめく光の輪ができ、会場にはあぶくで音を立てる水の音が響く。エレメントは13個。

水ー地下 インスタレーション Copyright. Shigeko Hirakawa 

根(1999年の大嵐で倒れた木の根を利用)Shigeko Hirakawa

水の循環 インスタレーション Copyright. Shigeko Hirakawa



詳細はこちら http://www.shigeko-hirakawa.com/NewSite/EauSuiv_J.html