2016年、新エネルギーの伸び

風車の設置が進んで石炭による火力発電を凌ぐまでになり、「ヨーロッパにおける電力生産力で二番目」に成長したと、産業リーダーWindEuropeが発表した。風車の総発電量は、153.7ギガワット (GW)に上るという。

昨年度の風車新設は 、12.5 GW(うち陸地分 10.9 GW、オフショア 1.56 GW)を増やし、昨年設置されたあらゆるエネルギー生産施設の半分以上 (51 %) を占めた。石炭を凌いだが、ガスはにはまだ及ばない。

Des éoliennes dans le port de Boulogne-sur-Mer, en France, en novembre 2013. PHILIPPE HUGUEN / AFP

風車による電力生産は、ドイツが筆頭で、5.4 GW。フランス (1.6 GW)、オランダ (887 MW)、フィンランド (570 MW)、アイルランド (384 MW) 、リトアニア (178 MW) がEUで最大出資国の5カ国だ。一方、EUの半分以上の国々は昨年度、風車エネルギー開発に全く出資をしていない。

WindEuropeは、「新エネルギーの伸びで、33万人の雇用を増やし、数百万ユーロレベルで、ヨーロッパに貢献している」としている。

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(ル・モンド電子版)