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 一年に900トンのプラスチックやごみが投げ捨てられる地中海

地中海沿岸のスペインの猟師たちの引き上げる網には、大量のプラスチックのごみがいわしや海老などに混じっている。分解するには100年はかかるというプラスチック。年々ごみは増え続け、地中海は汚染される一方だ。一回の水揚げが100kg程度とすると、そのうち魚は80kgでプラスチックは20kg。魚をごみから選別してきれいにするのに1時間はかかるという。そこで、漁師たちが水揚げしたプラスチックを回収し、プラスチックのアップ・リサイクルをする会社がタイアップして仕事をし始めることになった。…

プラスチックのごみリサイクルへ賛同するのは150ほどの漁師たちで、かれらが回収したプラスチックのごみはリサイクル工場へ運ばれ、再利用が可能なプラスチックのみを機械が選別する。再利用可能なのは約10%で、採取された後にチップにされ、南スペインの工場へ運ばれてプラスチック繊維に生まれ変わる。この繊維で、新製品のアノラックやTシャツ、あるいはリュックサックが生まれて流行のブティックの店頭に並ぶことになるという。

(フランス2TV、4月7日の20時のニュース)

UPCYCLING THE OCEANS

ECOALF ファンデーション

*地集会の漁師たちが水揚げする網の中を必見のビデオ

 

地中海のプラスチックごみが、私たちのモードに変身?!

http://www.ecocentric.fr/blog/index/billet/11246_ecoalf-dechet-plastique-mediterranee-mode

La Mer : une ressource textile pour ECOALF

 

http://ecoalf.com/

新しい時代の新しい企業の試み。ECOALFがプラスチックごみから洋服を作る構想をもとに、南スペインの3つの漁港の200隻の漁師に、かれらが魚と一緒に水揚げしたプラスチックごみを回収するように依頼した。主にポリエステル系のごみが中心となるが、地中海から2ヶ月の間にさらい上げた約4トンのうち2トンは再利用が可能だったという。海のプラスチック汚染のあまりの酷さとそれに伴う魚の減少を嘆いていた漁師たちは、海の掃除役を快く引き受け、海を活性化することに責任を感じるようになった。(サイトから)