原発21基が停止、EDFまた不運
10月19日、原発5基が強制点検のため運転停止 フランス原子力安全局ASNの命令で、フランス電気会社EDF経営の原発のうち、フェッセンハイム、トリカスタン、シヴォーの5基が強制的に点検に入った。原子炉格納容器の中に設備されている蒸気発生器(スチーム・ジェネレーター)の底を覆うFond primaire という鉄製のボール型の部品に欠陥があることが指摘されており、原子炉の安全にかかわる重要な装置の一部でもあるため、稼働を停止して綿密に点検を行う運びとなった。この部品は、日本のJCFC日本鋳鍛鋼株式会社が製作したもので、インゴット・スチールで作られているが、検査の結果、部品の中央部分に、本来鋳鉄時に均されるはずの炭素が集中してしまう炭素偏析が検出された。…