フランスから―環境とアートのブログ

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Posts tagged "社会問題"

日本の問題を考えさせる現実

2014年1月3日更新: 国の政治を左右する衆議院選挙、参議院選挙を経てこの一年、日本の「国の形が変わる」といわれた山場が沢山あった。そうした山場を自分の都合の良い方向へ乗り切ってしまった与党は、残念ながら明らかに国民の望まない方向へ急速に国を変えていこうとしている感が強い。国民はこうした状況をいったいどのように把握し関わっていくことができるのか、まずは問題点の掘り起こしを改めて行う必要を痛感している。そうした筆者個人の思いと連動するように、年末特集「報道するラジオ」が、昨年彼らが取り上げた問題を整理してくれた。2013年の問題はそのまま2014年へ、ひいてはもっと先の未来へむけて対策を期待されるものばかりだ。 外から見る日本の不思議は、実は現在の日本の根本的な問題をそのまま裏返したものだといってもいい。「3.11以降、先進国のくせになぜ復興が遅れているのか(A:費用はあるのに利用ができない難構造?)」、「どうして政府は東電に任せたまま事故後の福島第一原発の処理をしないのか(A:原子力ムラと既得権益の構造、世界にむけて責任感覚の欠如?)」、「どうしてほかの先進国のように再生可能なエネルギー転換政策を行わないのか(A:目先の駆け引き優先?)」、「選挙区の一票の格差の開きが大きいのに日本はなぜ是正できないか(A:議席削減をしたくない居座り議員のエゴ?)」、「なぜブラック企業が横行するのか」、「なぜ弱者対策が後回しになるのか」、「なぜ福祉が後退するのか」…。

フランス2TV特番「原子力、すべてを変える災害」

France 2 TV企画 COMPLEMENT D’ENQUETE ” Nucléaire – la catastrophe qui change tout” (ビデオ)、フランス2TV番組、《コンプレマン・ダンケート、「原子力、すべてを変える災害」》、長さ1時間55分、2011年4月18日放送。ビデオ掲載(下) 注記: フランス2テレビ企画、《コンプレマン・ダンケート(「調査の補完」の意)》は、社会問題、政治問題、事件などの深奥を調査し公表することを目的に制作されているフランスのテレビ・ルポルタージュで、敏腕ジャーナリストとして知られるBenoit Duquesne(ブノワ・デュケンヌ)が現場の責任者のインタビューや取材映像をまとめ、問題の中心に迫る司会をする。90分番組。カナダのケベック(フランス語圏)でも再放送される。特番「原子力、すべてを変える災害」は1時間55分といつもより長く、フランス国民の関心の高さを繁栄。ちなみに、原発問題に関するこの番組は、現在フランス2TV のビデオの再生回数でトップにランクされている。…