フランスから―環境とアートのブログ

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Posts tagged "社会"

トランプ政府、ミシェル・オバマの国際女子教育プログラムを握りつぶす

CNNは5月2日付で、現政権が、元ファーストレディのミシェル・オバマが設立させた発展途上国の女子教育のための援助プログラム‘Let Girls Learn’を終わらせる模様だ、と発表した。 女性の社会への積極参画は「教育から」。なのに・・・ ミシェル・オバマ氏は2015年、「個人、コミュニティそして制度レベルで女子の価値観を変えることを目的に、「Let Girls Learn(少女を学ばせる)」プログラムを設立した。その公式サイトには、発展途上国の女子の私的公的環境を教育に適したものに変え、人生を自ら決定し社会へ貢献のできる女性を養育することを目的とする、と叙述されている。

アクチュアリティ

フランスの3分の一のガソリンスタンドを枯渇させた石油精製所のストライキ - セーヌ・エ・マルヌ県の精製所にきょう早朝3時に警察が入り、占拠中の組合員にスト中止を諭告。命令に従わない場合は捕縛すると通告し、仕事に戻るよう強要した。警察とのこぜりあいで組合員2人が軽い怪我。組合のスト続行が発表されたばかりで、「ストライキで逮捕する、と脅されるなんて・・・」と大多数がショックを受けている。経済相の交渉が進んでいたが、思うように給油が進まないため、強硬措置にでたものとみられるが、かえって組合の態度が硬化することが予想される。(フランスTV) リヨンの壊し屋による暴力は、警察や機動隊の800人という動員強化にもかかわらず19日からきのうまで3日間続き、市民を震撼とさせている。きのうリヨン中心街の車や商店街のショーウインドーを壊したり、あちこちに向けて投石をした壊し屋は400人と推定されている。「怖くて怖くて、ほんとうにああした暴力の前では、まったく無力を感じます」と車のフロントガラスを割られた女性。 RT Video 年金法改革反対集会に便乗する壊し屋、リヨン 2010年10月19日 フランス中の混乱にもかかわらず、年金法改革法案はディテールを少しずつ修正しつつ、国会を通る見込み。

政府の「安全対策」に反対する、全国デモ

国家の安全を口実に、政府が行う外国人追放、特にロム(ヨーロッパを放浪して歩くルーマニア人など)の強制追放や集中的な迫害に対し、きょう9月4日、ジェーン・バーキンなどの歌手、俳優、野党政治家たち、人種差別やサンパピエに関連する何十という協会や市民が全国で集い、反対デモを行った。 ルーマニアの放浪者たちロムが、フランスでの滞在を不法とみなされ、警察にキャンピングカーや私物を没収されて、ショワズィ・ル・ロワ市の体育館に数週間収容されていたが、いよいよ着の身着のままで強制追放となったのを契機に、外国人を嫌って阻害したり一つの民族を集中して迫害しつづける政府の態度を糾弾するデモが、全国規模で大々的に行われた。パリではその数、5万人(当局の発表では1万2千人)、トゥールーズでは1500人から3000人、全国で総勢10万人が反対デモに参加したといわれる。 「ロムといってもルーマニア人に変わりはなく、ルーマニアは欧州連合の一員で、フランス人と同じ立派なヨーロッパ人です。それをフランスから追い出すなんて、とんでもない。人道に悖る」とジョゼ・ボーべがテレビカメラの前で発言。 フランスの外国人嫌いとロム追放は国連が批難するまでになっているが、今回パリに連動してイタリアでも、イタリア人やフランス関係者をまじえたデモ隊がローマのフランス大使館を取り巻き、フランス政府の外国人政策を批難した。(S.H.)

アクチュアリティ

フランスのTV報道は、以前は日本はおろかアメリカのニュースでさえ少なく、世界への見通しはなかなか利かず、欧州に閉じ込められたような雰囲気さえあったが、現今、毎日の各ニュース内容の50%以上を国外の出来事が占めるようになり、フランス全体が大きく世界へ目を向ける姿勢がうかがわれる。ちなみに、ここ数日の大きなニュースは、アメリカの油田事故にともなう原油汚染、ヨーロッパ連合のギリシャ救済、タイの暴動、中国の万国博、ハイチ地震後の救済、アイスランド火山、アフガニスタン等。 ブルカ (つづき)- 昨日フランスで、顔全体が隠れるるものを公共の場で着用してはいけない、という法案が成立したもよう。法案の内容はル・フィガロが記事にした。「顔全体が隠れる」ものを着用して路上などで見つけられた場合、罰金150ユーロ。また「男性に強制されて顔が隠れるものを着用している女性」が見つかった場合は、罰金1万5千ユーロ、一年の禁固刑が課せられる。後者はブルカのことを指している。 ちなみに、隣国ベルギーでは昨日、国内でのブルカ着用全面禁止法案が、138票中136票という圧倒的多数で下院を通過した。ベルギーのブルカ着用者は100人程度のものだという。 ヨーロッパではじめて。 宗教に関連して、昨日ストラスブールで、キパを着用したユダヤ人を通りがかりの二人の男が刃物でさす事件がおきた。 My opinion: たった100人程度の実践者になぜこうまでして法律を設けなくてはならないのだろうか、という疑問は大多数の疑問でもある。すでにベルギーではオランダ語圏住民とフランス語圏住民との対立で首相が辞任している。国内で芥子粒ほどの少数民族の圧迫はその延長線上か。それではフランスは何なのか。 ギリシャ - ギリシャの経済救済は、ヨーロッパの株価が軒並み下落しポルトガル、スペインへの影響が大きく懸念された段階で、貸付を渋っていたドイツが折れてEUから援助金が出るもよう。ただし、昨日ギリシャは、450億ユーロでは「実は足りない」、と表明。赤字負債額は想像がつかない。 フランス国内 - 先週木曜金曜は、全国的に好天気に恵まれ、北のストラスブールで28度から30度を記録。アイスクリームが爆発的に売れた。あちこちで海水浴も。 このウィークエンドから気温は10度以上下がり、例年以下に。