公金横領のパターンに見る政治家の図々しさ
フランス国民戦線マリーヌ・ルペンの場合 ヨーロッパ議会は2017年4月、フランスの極右政党国民戦線(FN、フロン・ナショナル)議員らが欧州連合の公金から500万ユーロを横領したことを受けて、マリーヌ・ルペン欧州議員(フランス国民戦線党首)の議員特権を取り上げることを決めた。 国民戦線は、2015年4月から議員につけるアシスタントを架空に雇用して給料分を横領したことが明るみに出、当時欧州議会の被害額は190万ユーロと推定されていたが、今年に入って調査が進み499万ユーロであることがわかった。ヨーロッパ議会にはマリーヌ・ルペンを入れて17人のフロン・ナショナルの議員がおり(各議員がアシスタント雇用の権利を持つ)、「アシスタントは現実に仕事をしている」と主張し、欧州議会の公金使い込みの容疑を否定し続けている。
極右ストップの内実、FN地方議員の数は3倍に
・FNの歴史的躍進 ・女性の州議会議員数、男女同数に限りなく近く 2015年12月13日の統一地方選挙の結果、極右政党フロンナショナルFNは排除されて一人も州知事にはならなかったが、内実はFNの歴史的な躍進を記録した地方選挙となった。 12月6日第一回投票で、総合で600万票を獲得したFNは、決選投票で80万票を伸ばして680万票を獲得。FN獲得票数の過去最高を記録した。(フランス2TV)