フランスから―環境とアートのブログ

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アクチュアリティ、フランス日常へ

アクチュアリティ、フランス日常へ

ロンドンオリンピックが終わり、フランスも日常へ。8月、14日15日のニュース。 [アミアンで暴動]

アクチュアリティ、内閣改造

内閣改造、これで4回目 - 2011年2月28日付けで、内閣改造が発表された。外務大臣ミシェル・アリオ=マリーがチュニジアの暴動を軽視し、「プラハの春」をもじって、現在「アラブの春」とまで呼ばれるようになったアラブ諸国の民主化への動きにたいし、国民議会で「チュニジア政府にフランスの軍事援助を提供してチュニジアの暴徒鎮圧に協力をする」という案を提出して、議会のみならず国民の大きなひんしゅくを買って以来、「ミシェル・アリオ=マリー降ろし」が嵐のように始まったのがきっかけ。チュニジアの反乱初期すでに死者が数十名出ていた時期にチュニジアへクリスマス・バカンスに行き、ベン・アリ大統領の側近の飛行機で周遊したり、当時ミシェル・アリオ=マリーの両親がチュニジアの不動産投機をするなどしていたことが矢継ぎ早に明らかにされて、チュニジア旧政府との関係が槍玉に上がった。これに対しミシェル・アリオ=マリーはメディアで反論をし続けたが失言が重なるなどし、辞表を書かざるを得ない状況へ。辞表は「私は何の過失も侵してはいないけれど、状況が許さないようなので」という内容。外務大臣がアラブ諸国の民主化への動きを察知していなかっただけではなく、大臣の行動の裏にあった現政府のアラブ諸国との旧来の外交姿勢自体が問題視されることになった。歯止めがきかなくなった政府は「フランスのイメージが危うくなる」(フィヨン首相)のを防ぐため、内閣改造へ。 ミシェル・アリオ=マリーの後任は、アラン・ジュッペ。また、この内閣改造で内務大臣ブリス・オルトフーが退任、ロムの国外追放の際、内務省通達でロムを差別扱いしたことなどが原因とみられている。 内閣改造はこの一年で、4回目となり、サルコジ大統領の不人気を裏付けるかたちとなった。ちなみに大統領の現支持率は21%から25%。 新内閣構成はつぎのとおり。ウィキペディアフランス。http://fr.wikipedia.org/wiki/Gouvernement_Fran%C3%A7ois_Fillon_(3) 働く女性の割合 - 2011年現在フランスでは、女性の人口のうち働く女性の割合は66%。3歳以下の小さい子供を持つ母親で、働いている女性は78%。この数字は1975年の統計43%にたいし増加傾向を続けている。(フランスTV)

アクチュアリティ

アラブ諸国の蜂起 - チュニジアのベン・アリ、エジプトのムバラク失脚に引き続き、首脳の退陣を要求してリビア、アルジェリア、クウエート、イエメン、バーレーン等のアラブ諸国で市民が蜂起。アルジェリアでは大量の警察が市民を包囲して弾圧。当局は市民に集会禁止を強要し、公共の交通手段が動かず移動も不可能となっている。市民蜂起5日目のリビアでは、夜間も軍隊が市民に向かって砲弾。市民団体の報告では約80人が死亡した。昨日からバーレーン王国の市民集会にも軍隊が介入、今日午後集まった大勢の市民にむけて実弾発砲し、55人が怪我をした。アラブ諸国全体が独裁政治の終わりを要求して大きく揺れ動いている。(フランスTV)

アクチュアリティ

緊急!エジプト、ムバラク失脚 - チュニジアのベン・アリ大統領が国外亡命してチュニジアの独裁政治が終了を告げたのをきっかけに、2011年1月25日、エジプト国民がムバラク大統領の退陣を迫って立ち上がった。以来、数十万数百万といわれるエジプト人がカイロに集中して軍隊と衝突し、死者を出すなどしていたが、今夜、とうとうムバラク大統領が政治から退くことをTV放送。失脚が明らかとなった。エジプトの長年にわたる独裁政治が終焉を告げ、国民が勝利。民主主義へ向かってカイロが沸きかえっている。(フランスTV) 数字: 政府打倒に市民を駆り立てたのはフェイスブック。1月25日からこの日までの弾圧で、総計死者365人、負傷者5500人を出した。ムバラクが退いたあとの政権を誰が握るか、まだ明らかになってはいない。(2月17日、フランスTV)