スピードアップする気候変動クライシス
海面上昇 カナダやアラスカでの火災の自然発生は毎年のことだそうだが、今年は北極圏のロシアやグリンランドでも、激しい火災が発生している。ロシアでは、北アメリカに匹敵するほどの広さの山野を焼き続け、100を超える火災は、6月だけで5000万トンのCO2を大気中に放出したことになるという。 ヨーロッパを襲ったヒートウエーブは北上し、グリンランドでは7月だけで1億9700万トンもの氷が溶けた。これは、例年の6000万トンをはるかに超えるかつてない量である。この7月の氷解による水は、海面を0.5mmも上昇させたのだそうだ。 年々酷くなる気候変動のよる被害が、地球環境をさらに悪化させている。
アメリカの東海岸に漂着する日本の瓦礫
フランス2TVワシントン州特派員報告: 2011年3月11日の日本の津波が沖合いに流出した瓦礫は2000万トンと予想されている。津波から15ヵ月後、プラスチックや靴その他軽いものが沢山混じった瓦礫がアラスカの海岸からワシントン州にかけて大きな範囲に漂着し始めた。すでに、日本の幽霊船化した船やハーレーダビッドソンを積んだコンテナなどがこれらの海岸で発見されて話題を呼んだが、アメリカ当局は次々にみつかる漂着物に懸念を隠せない。現地の人々の手で回収や仕分けが始まっているが、現在のところ放射能は検出されていないという。重量級の瓦礫が漂流する速度などを考えるとここ3年は瓦礫の漂着が続く見込み。 francetv.fr/info/アメリカ東海岸で続々発見される日本の津波の瓦礫 (ビデオ)