ヨーロッパ遺産の日、Journées européennes du patrimoine

今年は9月20日、21日、今週末!

一年に一度ヨーロッパの国々が行う「ヨーロッパ遺産の日(英語:European Heritage Days)」は、1991年、ヨーロッパ評議会によって制定されたイベント。ヨーロッパ連合によってサポートされており、大本はフランス文化省が1984年、「歴史建造物の門を開く日」をつくり普段見られない歴史建造物を一般公開したのがモデルとなっている。
今日、ヨーロッパ諸国約50カ国が参加するヨーロッパ遺産の日は、8月の終わりから11月初頭にかけて開催され、建造物の特別公開が行われると同時に美術館博物館が無料となる。

1992年、フランスでは「歴史建造物の門を開く日」から、「国の遺産の日」と名前を変え、一日だけのイベントだったのを2日に引き伸ばした。現在の「ヨーロッパ遺産の日」に名前を改めたのは2000年のことである。2005年には、15480のモニュメントや建造物へ、1200万人が参観。同時に1000箇所で2万近いイベントが行われ、それまでの建造物に加えて3129の建物が新たに公開がされた。

また毎年テーマが設けられ、フランスの今年のテーマは「文化遺産と自然遺産 Patrimoine culturel – Patrimoine naturel」だ。ちなみにベルギーは「歴史と記憶 Histoire et mémoire」、スイスは「料理と食材 Cuisine et ingrédients」などとなっている。

フランス文化省「ヨーロッパ遺産の日」のページはこちら (多様な地域別プログラム、交通手段その他実践情報)

フランスのテーマ「文化遺産と自然遺産」のページへ