フランス2TV 2013年6月4日、5日のニュース:

[6月5日、ようやく「春」]

6月5日、フランスでは気の遠くなるように長く続いた雨がようやくストップ。「小春日和」が訪れた。朝14℃、日中20℃で、ようやく温度も平年並み。

[シリアでサリンガス]

フランス外務大臣ローラン・ファビウスは昨日、シリアの闘争でサリンガスが使われたと発表した。武装集団が防毒マスクをつけて戦闘していることは知られていたが、使用された化学兵器が、過去日本の地下鉄で撒かれて5000人が被害を蒙った有毒「サリンガス」と同様のものであることが初めて発表された。犠牲者の尿検査でサリンが検出されたことによるもので、5日、イギリスもサリンガスの使用を確認したと発表。一方アメリカは、的確な行動を取るには、確定に更なる証拠が必要としている。

[Musée des Civilisations d’Europe et de Méditerranée  最大級、欧州と地中海文明博物館が開館]

今年欧州文化首都として文化のインフラストラクチャーを次々と竣工しているマルセイユで、6月4日オーランド大統領によって「欧州と地中海文明博物館MCEMが開館した。その面積4万4千平米。年間30万人が入館することが予想されている。地中海地域を中心に資料化された遺物から現代文化までを広く網羅。一般公開は今週金曜から。

[中央ヨーロッパで大洪水、犠牲者続出]

ドイツや、ドナウ川沿岸のチェコ北部、オーストリアで大洪水が起きている。異常な量の水は、ドナウ川沿岸に建てられた高さ10m50cmの防潮堤を超え冠水する建物が続出。チェコで8人が死亡、8000世帯が非難を余儀なくしているが、留守を狙う泥棒を懸念して水に浸かった自宅に残る人々も少なくない。 

Inondations: la vague se déplace en Allemagne – 04/06 (映像は6月4日のドイツの様子)

 

[欧州連合、中国製太陽光パネルに重い関税、中国はこれに報復、欧州ワインの輸入関税引き上げへ]

持続可能な開発とともに風車や太陽光パネルの設置が広まるヨーロッパで現在、太陽光パネルの80%を中国製が占めている。中国政府の援助で製作されるパネルは値段が格安で、この2年で4倍の欧州市場拡大を果たした。こうした中国製太陽光パネルの進出へ歯止めをかけるため、ヨーロッパ連合は昨日、欧州へ輸入される中国製太陽光パネルへの輸入関税を大幅に引き上げる意向を公示した。輸入関税引き上げに反対するのはドイツのアンゲラ・メルケルだけで、ほかの国はこれに同意。しかし公示の翌日に当たる今日、中国政府はこれに対抗して、中国へ輸入する欧州ワインの関税を引き上げる旨、告示。目には目を、というところだが、フランスではボルドーワインの12%、ラングドックルシヨンで6%のワインが中国へ向けて輸出されており、年間輸出額は中国だけで5億4700万ユーロの巨額。「現在の12%から将来は25%へ輸出を伸ばそうというところだったので、大きな痛手にならないといいですが」と、心配顔のボルドーワインの生産者。中国の関税引き上げによって、ワイン輸出が減少してしまうことが懸念されはじめている。

[フランス・ナチュール・アンヴィロンヌマン、スーパーマーケットの食品大量廃棄にストップ]

スーパーマーケットでは年間75万トンの期限切れ食品が捨てられているという統計が出た。見た目がよくない野菜や果物、賞味期限が3日以内になったものなどに関する食品管理法によって毎日かき集められる食品は、棚から下ろされてそのまま廃棄される。その量年間75万トン。75万トンがゴミ焼却炉に・・・、しかし実はそのほとんどがまだ食べられるものばかりなのだ。期限切れの食品は回収し50%から60%引きで特売をして、なるべく消費者の手に渡るようにする「ビジネス」が登場した。現在ブルターニュのマーケット数店でテスト販売が行われているが、通常廃棄していた量の3分の2を売ることに成功している。