原発問題、核の廃棄物の問題はもとより、日本に広がる貧困の問題と政策の崩壊。弱者が犠牲になる制度の改悪へ言及。

大阪毎日放送MBS、ラジオ番組「たね蒔きジャーナル」が9月28日で放送打ち切りが決定し、昨日9月19日公表された。

この数ヶ月危ぶまれていたことが現実になってしまった。深刻な日本の政治状況と、原発と日本の未来への無政策で日本の将来に何が起こりうるか。
これまで正確に時事を把握しようと努力してこられたたねまきジャーナル放送関係者の真摯なアプローチが、大変好評だったが、とうとうこの9月末で打ち切られてしまうことになった。内容も勢い佳境に入ったように思えるので、特集を含め、特に原発と政治の関係を際立たせてくれる放送部分を、とりまとめて聞くページを作る。したがって、このページにはこれから9月末までの放送を追加していくことにしたい。

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9月27日、たねまきジャーナル

13:11 小出裕章さん「たね蒔きジャーナル」最後の解説
34:19 障害者スポーツの現在地~ロンドン・パラリンピックの成功を受けて~
8月29日から9月9日まで、史上最多の164の国と地域から4000人以上の選手が参加してロンドン・パラリンピックが開催されました。現地では約270万枚の前売り券­がほぼ完売するなど、大きな関心を集めました。
そこで今日は、日本ではあまり取り上げられることのない障害者スポーツの現状、そして日本国内の状況などについて、障害者スポーツを専門に研究してらっしゃる筑波大学・准­教授 齊藤まゆみさんにお話を伺います。
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9月26日、たねまきジャーナル

14:07 京都大学原子炉実験所 小出裕章さんの解説
☢東日本大震災:福島第1原発事故 周辺の線量、 爆発直前に最高値記録。
http://mainichi.jp/feature/20110311/news/20120922ddm012040138000c.html
☢爆発前から放射能漏れ? 双葉の上羽鳥
毎時1590マイクロシーベルト。爆発前のモニタリングデータは放射線管理上、高線量区域と呼ばれる区域のなんと80倍という。
http://www.minpo.jp/news/detail/201209223793

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2012年09月26日【水】Radio News たね蒔きジャーナル全編

☢長野の野生キノコ、出荷制限=政府

http://bit.ly/UuDvOf

☢御代田の野生キノコ、基準値超える放射性セシウム
採取や出荷、摂取の自粛要請

http://bit.ly/UuDtFU

今後の政局はどうなる?!~ 自民党総裁選リポート
本日、自民党総裁選がおこなわれ、前評判通り安倍晋三氏が第25代総裁に選ばれました。元総裁が再び同じポジションに座るのは、自民党史上初だそうです。本日の特集は、今­日の総裁選を終始見続け、取材をおこなったMBS東京支社報道部の神崎記者に、現場の様子や声・ウラ話などをリポートしてもらいます。また、安倍氏が新総裁となった事で、­今後の民主党や維新の会の動きがどうなるか、などを検討していきます。
また今日は、『たね蒔きジャーナル』の中で水野アナウンサーが京大原子炉実験所の小出裕章さんにお話をお伺いする、最後の日となります。いつものように、最近の気になる原­発関連の報道についてお伺いすると同時に、番組と小出さんとのこれまでを振り返ります。

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9月25日、たねまきジャーナル全編
今日のニュース
たねまきジャーナル終了は今週金曜日。新しい番組への期待。

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9月25日、たねまきジャーナル
広がる貧困に対する日本の政策は? 野田政権の社会保障抑制政策(生活保護カットを閣議決定。消費税増税は、福祉増加のためだったはず)


厚労省の発表では生活保護受給者は211万人、受給世帯は153万世帯で、ともに過去最多を更新しています。格差の拡大、最低賃金が生活保護の給付水準をも下回る逆転現象­が起きるなど、生活保護受給者は今後も増え続ける見通しです。しかし、政府は生活保護の見直しを閣議決定し、予算削減の動きをみせています。また不正受給の問題もクローズ­アップされ、生活保護に対して厳しい状況も生まれています。いま各地を回っている「反貧困全国キャラバン」にどのような声が寄せられているのか、生活保護の現状をどう考え­ればよいのか、生活保護問題対策全国会議事務局長の小久保哲郎弁護士にお聞きします。

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9月24日、たねまきジャーナル

2012年09月24日【月】Radio News たね蒔きジャーナル
22:44 原発と愛国心と右翼。尖閣諸島・竹島など領土問題が大きなニュースになる中、「愛国心」とは何かが問われています。
今夜は、新右翼団体「一水会」顧問の鈴木邦男さんと電話をつなぎ、領土問題や原発についてお話を聞きます。
鈴木さんは、これまでに何千回も君が代を歌い、靖国神社に何百回も参拝した「日本一の愛国者」を自負していますが、「外国人が母国に抱く愛国心を理解し、
その上で日本を愛することが大切」と話します。また、国土を守るという立場で、3・11以降、反原発デモに何度も参加しているそうです。

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野田首相「人命より国益」
9月21日、たねまきジャーナル

「(国の情勢をしっかり掴んで、流されない。)そういう人が今ほど求められている時代はないと思います。本当に流されちゃ駄目だという時代に来てると思いますね。過去、ナショナリズ­ムが高揚する中で、誰が一番犠牲になったかと言えば国民です…それは熱狂の中で流されてしまった結果、否応なしに犠牲に巻き込まれていくわけです。よくよく注意してか­からないと、気が付いたら自分が犠牲になるということです。そういうナショナリズムというのが今ちょっと見えて来てますから、本当に考えるということが大事だと思います」­: 近藤勝重

27:23 民主党代表選。きょう行なわれた民主党代表選で、予想通り野田首相が再選されました。
1回目の投票で他の3候補に大差をつけての再選でした。代表選を通して見えた民主党の内情、今後の展開、
より注目度の高い自民党総裁選の行方、維新の動きについて、東京報道・神崎記者が報告します。

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われわれが分かりにくい原子力の科学的な解釈や、矛盾の多い政治部分について、東京の毎日記者と京都大学の小出裕章氏が丁寧に関係者の質問に答え、事実に光を当て続けてこられた
のは、大変ありがたかった。そうした内容がこれまでYoutubeにアップされてきたが、これらのビデオがすぐに消去されてしまわないことを祈るばかりである。(S.H.)

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MOX燃料を使うリスク
枝野産業大臣が、建設途中の原子力発電所の建設続行にOKをだした。2030年代に原子力ゼロにするという目標とまったく相反する決定ということになる。
この原発はMOX専用の原発である。どのようなリスクがあるのだろうか。MOX燃料の廃棄物再処理技術は存在しない。

もんじゅで廃棄物を減らすという政府の意向がある。ほんとうにそうした研究は可能なのか。廃棄物を減らすための研究をもんじゅでできるのか? もんじゅを生かすという政府の意向の裏に、核兵器材料の開発生産を考える政治家がいるのではないか。
原子炉を廃炉にする場合の方法や期間について。原子炉の廃炉は世界で一度も行われたことが無い、という事実を認識。
プルトニウム問題

核廃棄物の地下埋葬処分についての見直し

10万年の高放射性廃棄物の問題

【日本学術会議が「地層処分」見直しを提言】
「私がもう何十年も言い続けてきたことを今ようやく学術会議が取り上げるのは遅すぎる。私達の目のとどく場所で保管し続けるしか方法はない。六ヶ所村に20万本の核廃棄物。300年後に地下に埋められるという話は無責任すぎる」小出裕章

http://hiroakikoide.wordpress.com/2012/09/14/tanemaki_2012sep13/

・日本学術会議が「地層処分」の見直し提言
・福島第一原発の監視機器がつぎつぎに壊れている事実について。
・六ヶ所村のプールには3000トンの核廃棄物がある。
・「10万年単位で保管できる容器の開発」を学術会議が提案しているが。

東京新聞でも話題、たねまきジャーナル打ち切り
報道精神は続く?