大晦日、テロの脅威に大警戒
12月31日の大晦日の今日は、各国の都市でテロへの警戒が強化され、パリでは、1万1千人の軍隊、警察、消防が出回り要所要所の警戒に当たっている。恒例の年末大行事であるパリの花火は中止となり、いつもは零時のカウントダウンを楽しむシャンゼリゼ大通は厳しい交通規制が敷かれて、大通りに入る人たちの身の回り品の検査が行なわれるほか、夜21時から明け方6時まで道路が閉鎖される運び。
昨日、11月のパリのテロ関連でモレンベークでまた一人容疑者が逮捕されたベルギーの首都ブラッセルでは、すべての年末年始恒例行事は中止。カウントダウンに100万人以上が集まるニューヨークのタイムズスクエアの警備強化は言うまでもなく、モスクワの赤の広場は閉鎖され行事は中止。
一方ロンドンでは、花火の中止はないが、これまで無料だった花火見物は有料化して、料金を払った人だけがいい席で観覧できることになった。
値上がり
2016日1月1日付で、値上がりが決定しているものは以下の通り。ガソリン税が3から1.7サンチーム値上がり。80%以上の銀行が口座経費を値上げ、平均16ユーロに。SMICがインフレのため低めの0.6%の上昇。2016年から企業が雇用者の保険相互会社への入会費の50%を軽減負担する。
移民
移民の受け入れに関し、国連が新たにシリア人を50%、子供を15%を割合とすると表明した。戦争を逃れシリアを脱出したシリア人は400万人といわれ、そのうち100万人が地中海を渡ってヨーロッパへ来ており、17%は子供だといわれる。地中海で難破あるいは行方不明になった移民は4000人。また、ギリシャのエスボス島には11月の5日間のあいだだけでも5万人がたどり着いた。
(フランス2TV 12月31日のテレマタンから)