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Posts tagged "フランス地方選挙"

地方選挙、パリテは守られているか?

パリテ法 — Parité oblige ! フランス統一地方選挙(県)の決選投票となる2度目の投票を3月29日に終え、県知事を決める3度目の投票が昨日木曜日に行われた。フランステレビは県知事の「パリテ」について言及。「パリテ」、つまり政治の場における男女同数を目指す法律が守られいるかどうか、進展や課題について政府担当機関の調査による見解が発表された。 政府担当機関とは、2013年、マニュエル・ヴァルス内閣に政策運営や監視役として設置された首相付「男女平等最高評議会」のことで、2014年の統一地方(市町村)選挙結果ではやはり男性が数の上で優勢だったことを鑑み、2015年の県議選挙には男女を一組とした立候補制を採用することを決め、当選者の男女比が自動的に同等になるよう仕向けた。そのため例えばドゥー・ゼーヴル県では4年前(2011年サルコジ政権下)、県議会は100%男性であったのが、先週の地方選挙終了後は女性17人、男性17人の完璧なパリテ議会が誕生。しかしながら木曜の知事選出投票では、やっぱり男性が選ばれてしまった。フランス海外県も合わせて101県の知事はやっぱり男性が大多数。木曜の選挙結果、これまで6人だった女性知事が4人増えて10人になったのは喜ばしいとしても、女性知事は全体の10%しか占めず、男女の差はまだまだ大きいといわなければならない。…

パリ市市長に、アンヌ・イダルゴ当選

3月23日と30日の二日にわたって行われた全国地方選挙で、パリ市の市長にアンヌ・イダルゴ(社会党、Anne Hidalgo、54歳)が当選した。パリ市に長い勤務をして人気のあったイダルゴは、23日の開票結果で対抗馬の保守UMP候補、ナタリー・コシュスコ=モリゼ(Nathalie Kosciusko-Morizet、41歳)に僅差で抜かれていたが、30日の投票で53%を獲得して当選した。イダルゴの当選の弁は「私は、パリ市の初の女性市長です」。ベルトラン・ド・ラ・ノエに引き続き、社会党がパリ市を牛耳る。 (以下の項目について近々加筆予定) フランスの地方選挙のあり方 より一層コスモポリタンになったフランスの政治