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社会現象 - アペロ・ジェアン。アペロとはアペリティフ、食前酒のこと、ジェアンはジャイアント。巨大なアペリティフ・パーティが昨夜行われた。行われたといっても主催者は誰だかわからない。FACEBOOKを介して互いに知らない同士、約一万二千人がモンプリエで、また9千人がナントで集まり和やかにアペリティフを交わした。フランスで二回目。公共の場で集会が行われる場合は、届けを出し警察が取り巻いて厳しく監視されることになっているが、主催者がおらずどこから誰が集まってくるかもわからないこの集会に関しては、当局はなにもできない。新手の集会に、市は救急隊や清掃局を特別に用意してこのパーティを見守った。昨夜は、アルコールで50人近くが病院に運ばれ、モンプリエ市は後始末の経費、6万ユーロを捻出。ナントでは転落事故で男性一人が死亡した。 EU - 先週末、EU各国の経済相が集まって明け方3時まで緊急会議を行い、7500億ユーロのオペレーションをすることで合意し、今週明けは下落していた株が軒並み上昇してユーロも安定する方向にある。各国の支出引き締めは急務。スペインが公務員給与を5%下げると決定した。 カンヌ映画祭 - カンヌ映画祭が昨夜オープニング。 天候 - 先週に引き続き、冷たい空気がフランス全土を覆っている。気温は7度から14度程度。アルプスやピレネで雪のところも。 5月13日 - キリスト教の昇天祭で休日。木曜日のため週末にかけて飛び石連休だが、金曜も休みを取って計4日のバカンスに出かける人も多い。ただ、この気温ではせっかくの休みもいまひとつ、といったところ。明日朝、パリは3度とぐっと冷え込む見込み。
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天候 - トゥールーズ、ペルピニャンなど南の都市で4度から6度という低い気温。ピレネ山脈の標高1000m以上はまだ降雪が続いており、数十センチ積もった雪で電線が切れるなどの被害が出ている。まだ今週は寒さが続く。 同日5月5日は、コートダジュールが6mの高波に襲われ、ニース周辺の海岸線に並んだレストランなどが押し流されて大破した。カンヌ映画祭のクロワゼットの土台も壊れ、映画祭を数日後にひかえ突貫工事を行っている。きのうはフランスの南半分が暴風雨圏内にあったが、コートダジュールでこうした被害が出たのははじめて。被害額は百万ユーロを越すもよう。 ブルターニュの牡蠣養殖が危機に瀕している。海水の温度が16度以上に上がると牡蠣の病気が蔓延し始め、80%がだめになるという。牡蠣養殖業自体が危ぶまれている。 ギリシャ - アテネで、3万人とも5万人ともいわれるデモ隊が「どろぼう!」と国会に向かって叫びながら押し寄せ、警官隊と衝突した。こぜりあいがエスカレートし銀行に火炎瓶が投げ込まれて職員3人が死亡した。ギリシャは3000億ユーロという巨大な赤字負債を少しでもまかなうべく、国内の消費税VATを23%に値上げ、タバコやガソリンなどの関税を10%値上げ、また市民の給与を15%減給するなどの対策を提示し、国民の怒りが爆発した。デモ隊と警官の衝突は5時間続いたが、この影響でまた欧州の株が軒並み下落し、ユーロも1ユーロ1.29ドルという過去一年で最低を記録した。
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天候 - 5月4日。フランスは南のピレネ、リヨン、マッスィブ・サントラルなどの標高700m以上で降雪。先週末は30度の夏日、今日は積雪20cmの真冬となり、ラッセル車が雪を掻き分けている。ロワール地方、オート・ロワール地方、またカルカソンも、先週と30度近くの気温差を記録した。北スペインも積雪で混乱している。