フランスから―環境とアートのブログ

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先の見えないパンデミックの収束と経済予見

昨日の政府発表によると、コロナウィルスが原因で人工呼吸器を取り付けられているフランスの重篤患者数は 7148人に上るという。これらの人々は全身麻酔で人工的に昏睡状態に置かれ、肺に管を通して四六時中空気を送られている。この状態が2週間以上続くことがあるらしいが、患者の肉体的負担は大きく、心臓や腎臓などの臓器を弱めるという。人工呼吸器を装備したベッドはフランス全国に 5000あるというが、ここ数日は増加数が少しずつ減ってきたとはいうものの、4月2日の 6000人から8日の 7000人以上へと昏睡状態の重篤患者が1週間で1000人増加し、満床の飽和状態をとっくに超えたフランスの医療状況は想像を絶するものがある。

アクチュアリティ

バクテリアの感染源判明 - 33人の死者を出しヨーロッパを震撼させ、農業経営者を経済危機にまで追い込んだバクテリアの感染源が判明した。北ドイツのバイオ農場のもやしの栽培が怪しいと見られて数日前から検査が続けられていたが、この農場からバクテリアの株が見つかったことから、もやしやカイワレなどの栽培農場が感染源であることがようやく確認された。種や豆からの発芽生育は温度が37度の湿気の多い環境で行われているため、生育環境がバクテリアの培養にも適していたことなどが挙げられる。しかし、バクテリアがどこから来たのかについてはまったく分かっていないため、ほかの野菜の容疑が晴れたにもかかわらず、よく洗浄して皮を剝くなどの処置を怠らないように呼びかけている。感染源が判明しても、ヨーロッパでは3000人以上が感染し、うち多くの重症患者がいまだに生死の境をさまよっている。 フランス経済相クリスチーヌ・ラギャルド、国際通貨基金代表へ立候補 - DSK ドミニク・ストロス=カンの後継者選出に、フランス経済相となって今年3年目で実績を評価されているクリスチーヌ・ラギャルド(55)が有力視されていたが、予想通り国際通貨基金代表選出へ立候補する運びとなった。 フランスの環境 - 50年後のフランスはクライメートチェンジが進み、現在起きているようなフランスの旱魃が国土全体に広がるという。植物への影響は大きく植物の生育等高線が北上。たとえばボルドー種の葡萄の木がパリあたりまで上る。また、ワインの樽作りに使われているブナの木の立ち枯れがあちこちで見受けられるようになっており、ここ10年もすればブナが死滅するという。「気候のせいで、葡萄の種が変化していくために、味もまた味わい方もものすごく変化するはず」とワイン製造者。 (フランス2TV)