パリ同時多発テロ、警戒の内訳、中止のイベント続々
フランスは上院でフランスの非常事態の延長が可決され、これから3ヵ月、フランス各地で警察によるヨーロッパ人の路上尋問や身体検査がシステマティックに行なわれることになった。 13日のテロ以降まだまだ危険な事件の起きる懸念の高いフランスは、人が集まるイベントでのテロを警戒し、これから年末にかけて、各地で予定されていた大きなフェスティバルやクリスマスのマルシェなどが続々と中止の憂き目を見ている。大きいイベントでは、毎年観客200万人を集めるというリヨンの光の祭典、ストラスブールのクリスマス・マルシェなど。 メトロの乗客は10%減。ホテルの予約取り消しは40%に上る。 また、政府は11月下旬に予定されていたCOP21*は行なう方針だが、11月29日パリのCOPデモは中止の運びとなる見込みだ。 一方、ベルギー、ブラッセルではテロ警戒レベルを最高レベル4に引き上げた。レベル4とは、「深刻かつ逼迫」した脅威が迫っていることをさすもので、調査結果を鑑みブラッセル地域一帯に発令されたとベルギー当局が発表した。 COPとは何か?